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2016/12/06 09:10:00 日本語教育現場体験

  • Category学科紹介
  • Posted by近藤優美子
京都外国語大学の日本語学科は、多くの教育機関と提携しています。
提携先の教育機関への留学、数週間の教壇実習など様々なプログラムがあります。

今回は国際交流基金・関西国際センターでの日本語教育現場体験プログラムに3人の学生さんが参加してきました。
それぞれの学生さんの体験報告です。


今回私たちは11月9日から11日の3日間、関西国際空港の近くにある関西国際センターというところで行われた日本語教育現場体験に参加させていただきました。このプログラムはベトナムで日本語を勉強している学生を対象に、京都外国語大学を含め8つの大学の学生が実際に学生の授業に参加し、最終日には事前に決められた担当箇所(方言か若者ことば)を教えるというものでした。
活動中は8つの大学がミックスして作られたグループで授業に参加し、最終日には担当箇所の違う大学がペアになり前半と後半に分かれて授業をしました。
今回のプログラムはベトナムの学生だけでなく、同じ夢を持った日本の学生との交流も多く3日間という短い期間でしたが、とても貴重な経験を積むことができ、同時にいい刺激になりました。

実習では、私達は関西弁の授業を担当しました。ベトナム研修生は大阪に滞在しているということで、どのような授業をすれば関西弁が聞き取れ話せるようになってもらえるかについて考えました。日常生活で使う、挨拶(おおきに、おこしやす)や相槌(せやな、ほんまや)等を教えた後、オリジナルの関西弁聴解タスクをしました。今回の参加者のうち2人が関西出身であったので、日頃実際に話している生の関西弁を使いながら、京都の観光案内をするというテーマに添って話した内容をビデオに録音して聴解タスクを作りました。
実際の授業では、想像以上に研修生が関西人になりきって始めから終わりまで楽しんで授業を受けてくれました。授業の終わりでは、関西弁の早口言葉(ちゃうちゃうちゃうんちゃう)を行った事でクラス一体となり、笑いにあふれた授業にすることが出来ました。準備や授業という実践を通して、確実に日本語教師としての成長へと繋がった3日間でした。

今回の研修に参加して、いつの間にか疎かになっていた、日本語教育で大切な事柄を、あらためて確認したような気がします。私は、4月から大学院に入学し、日本語学校で勤めはじめました。夢にまでみていた日本語教師。ところが、毎日の流れるような日々の中で、だんだんと授業を「こなしている」感覚になっていきました。「これじゃ駄目だなぁ。」と思っているとき、この日本語教育現場体験に参加しました。今回、外大から研修に参加した3人はこれまでの日本語教育の経験はまったく違います。そんな3人の持っている良いところ、弱いところが上手に融けあって、研修最終日には、私たちにしかできない、私たちらしい授業ができたのではないかな、と思います。今回の実習に参加して、私が忘れかけていた大切な何かを思い出したような気がします。基金の方々の丁寧なご指導、日本中の大学生との交流、ベトナムの学生さんとも友達ができ、本当に贅沢な、3日間でした。この研修を通じて出会ったみなさんに「ありがとう」と伝えたいです。
みなさんも機会があれば一歩踏み出して、何でもチャレンジしてみてください!そうすることでまた違う何かが見えてきます!

2016/11/24 09:00:00 インターンシップ体験記(釜山・白井直美さん)

  • Categoryインターンシップ(海外教壇実習)
  • Posted by近藤優美子
釜山外国語大学(2016年9月)

2015年入学 ドイツ語学科 白井直美


8月27日〜9月11日の期間、海外日本語教壇実習で韓国の釜山にある釜山外国語大学で実習させていただきました。
釜山外国語大学はとても広く、山の方にあるので坂に囲まれていますが、景色がよく、比較的涼しいのでとても過ごしやすいです。また、学校の中にはWiFiもありますし、コンビニやカフェもあるので普段の生活で特に困ることはありませんでした。

釜山外国語大学でのインターンシップは名古屋外国語大学、お茶の水大学、明海大学の実習生の方達と共に、合同でプログラムを行いました。
1週目は主に見学週間で、2週目に実習をします。釜山外国語大学での授業は50分の授業が10分の休憩をはさんで2つセットになっており、計100分の授業が行われています。見学する授業は自分で選択することができますが、様々なレベルがありますし、いろんな先生方がいらっしゃるので、できるだけ多くの授業を見学したほうか勉強になると思います。
また、釜山外国語大学では決められた教材がありません。学校で提示されている、使える日本語を教えるためのCandoというものをもとに1から教材を作ります。始めは戸惑いもありましたが、担当の堀先生をはじめ、いろんな先生方に助言を頂きながら教材作りをしました。教案・PPT・配布プリント、全てを自分で作るのは本当に大変で、夜の3時4時までパソコンと向かい合う毎日でしたが、とても充実した日々を過ごせたように思います。

担当の先生や他の先生方とも一緒にご飯を食べたり、お茶をしたりして、日本語教員の事や海外生活の話など、興味深い話もたくさん聞くことができました。
私がお世話になったホストの学生さんは一人暮らしでした。私は韓国が初めてで、辛いものが苦手なので食べ物の面でも不安でしたが、ホストの学生さんととても仲良くなる事ができ、土日の休みはいろいろな所に連れて行ってもらい、楽しい休みを過ごすことができました。
ホストの学生さんだけでなく、その友達や、担当したクラスの学生さん、他の大学の実習生の方達とも交流することができました。他大学の方は大学院生や3.4年生の方が多く、交流をすることで大きな刺激をもらえるので、よりモチベーションを上げることができました。

最初は周りが日本語学科の学生さんの中、やっていけるのか本当に不安でしたが、この2週間を終えたことで自信にもなりました。日本語教育の勉強はもちろん、人としても成長できたように思います。
韓国語が全く分からない私でもいろいろな方にに助けてもらいながら、生活できたので、もし、言語の面でこのプログラムの参加を迷っている人がいるなら、ぜひ勇気を持って参加してもらいたいと思います。
また、日本語学科の方だけでなく、他の学科の方達にもぜひこのプログラムに参加して欲しいと思います。

2016/11/15 16:10:00 インターンシップ体験記(台湾・中井 裕美さん)

  • Categoryインターンシップ(海外教壇実習)
  • Posted by近藤優美子
東呉大学(2016年9月)

2016年入学 日本語学科 中井裕美


私は高校生のときに「日本語教師になりたい」という夢を見つけました。
そこから「日本語教師」になるにはどうしたらいいか、どういった大学に行けばいいのか。そうやって調べる中で見つけたのが京都外国語大学の日本語学科でした。

そして、入学してまだ何も分からない中で、先輩方から海外教壇実習の体験を聞き興味を持ったのですぐさま申し込みました。ただ、初めての海外、しかも一人で行くことには、とても不安がありました。
けれど、東呉大学に到着した途端に不安はなくなりました。それは台湾で出会った人が本当に優しかったからです。

あちらの大学はとても広く、学生用、留学生、先生用の寮があり、学生たちは遅くまで大学内でサークル活動をしたり、ごはんを食べたり、階段でおしゃべりしたりしています。ですから仲良くなった学生さんに偶然会うこともありました。荷物をたくさん持っていれば寮まで荷物を一緒に運んでくれました。地図を覗いていれば、あちらから声をかけ、道を教えてくれました。
台湾の人は本当に親切で、大学にいる間だけでなく、観光で町に行ったときも困っていると助けようとしてくれる人に出会いました。


授業ではいろいろなレベルの学生とふれあい、先生とも話し、たくさん学ぶことがありました。いくつか授業を見学させていただきましたが、同じ学年の同じ授業でも先生が違えば内容も大きく違い、とても勉強になりました。
学生はみんなとても積極的で休み時間などにたくさん話しかけてくれました。「ヒカキン(日本のYouTuber)を知っていますか」と聞かれ、困ったりもしました。
先生たちが授業のとき何度も日本の文化などについて知っておく必要性を説いてくれてましたが、私はなにも分かっていなかったんだということに気づかされました。

高校で日本語を学んできた学生と大学からはじめた学生がいたのですが、大学から学習を始めた学生は日本語学習歴のある学生に何度も発音を確認する様子をみました。日本語を学びはじめたばかりでも必死に私にも質問をしていました。
私が第二言語で学んでいる英語を使い、英語圏の人にこんなに話しかけようとしたことがあっただろうか、と考えさせられました。
日本語を学ぶ東呉大学の学生に、日本語教師になろうとしている私が学ぶことが多くありました。


私はこの実習を通して、うっすらとしていた自分の「日本語教師」像がだんだんと見えてきた気がします。この実習で得たものは、チャレンジしようと決めた際に思っていた以上に大きかったです。

最初は不安もあります。けれど1回生で日本語教育について何も知らない私でも、なんとかやり遂げることができました。挑戦すればきっと最後には素晴らしい経験が残ります。
ぜひ、たくさんの人に参加してもらいたいと思います。

2016/11/08 18:20:00 インターンシップ体験記(釜山・岡田 駿さん)

  • Categoryインターンシップ(海外教壇実習)
  • Posted by近藤優美子
釜山外国語大学(2016年9月)

2015年入学 日本語学科 岡田駿


私は今回2016年8月27日から9月11日までの約2週間、日本語海外教壇実習に参加させていただきました。
夏の釜山は日本のように蒸し暑くなく、とても過ごしやすかったです。

研修は1週目が授業見学、2週目から実際に教壇に立って授業を行うという形式でした。
授業見学では受け持つクラスの生徒の様子を確認したり、自己紹介をして自分の名前を覚えてもらったりしました。他の先生方の授業も見学させていただけたので、たくさんのことを学ぶことができました。
これが2週目に実際に授業を行う際に、とても参考になりました。

2週目には4時間の授業を担当しました。ここでは出来るだけ多くのアイデアを出して学生のためになるような授業を心掛けました。

次に生活面ですが、私は一緒に行った藤原君と同じホームステイ先でした。初めてのホームステイで、少し不安でしたが、家族の人はとても優しく接してくれました。毎朝・晩の食事もとても美味しかったです。私は辛いものが得意ではありませんが、日本食を出してくれたり食には困りませんでした。

教壇実習の2週間はあっという間でした。ですが、本当に多くのことを学びました。実際に海外で日本語を教えてみることで、現場の雰囲気や環境を知ることができました。授業の時間が決まっている中でいかに学生に興味を持ってもらえる授業ができるかを考える大切さを強く感じました。1つのことを教えるにも多くの方法があります。冷静に教える人もいれば、楽しく教える人もいます。多くの先生の授業を見学し、実践が出来た今回の実習は、自分自身の授業のやり方を探すとても貴重な機会になりました。

ですから、ぜひ、皆さんも日本語海外教壇実習に参加してみてください。
行くまではわからないことも多いですが、行って失敗しながらでも色々なことが学べます。
不安でも飛び込めば、とても充実した時間を過ごすことができると思います。

2016/11/02 10:10:00 インターンシップ体験記(マレーシア・太田実優さん)

  • Categoryインターンシップ(海外教壇実習)
  • Posted by近藤優美子
マレーシアケパラバタス中等高等学校(2016年8月)


2014年入学 日本語学科 太田実優


私は2016年の8月に約二週間、同学年の学部生と三人で、マレーシアのペナン州にある「ケパラバタス中等高等学校」での夏期日本語インターンプログラムに参加しました。この学校はマレー系の学校であるため、イスラム教を信仰している生徒がほとんどでした。そのため学内にはお祈りをするための建物もあり、イスラム教の授業や、朝礼の前にはお祈りがあるなどイスラム教についても知ることができました。

私たちは主に授業見学、授業実習、日本文化紹介を行いました。この学校には日本語の先生が一人しかいらっしゃらないため、すべての授業に参加することができました。日本語のクラスは1年生から3年生は2クラスずつ、4年生と5年生は1クラスずつの計8クラスで1クラス20人ほどの生徒が受けていました。日本語のクラスは外国語の授業で日本語を選択した生徒が参加します。


では、私たちが過ごした二週間について紹介します。まずは授業見学についてです。この学校の日本語の先生は生徒に推測させてわかった生徒はわからない生徒に教えるという生徒間の学びあいを大切にする授業を行っていました。このような授業は初めて見たのでとても驚きました。しかし、生徒たちは真剣に考え推測しあい日本語を理解し問題を解いており、ピアラーニングの良さを実感しました。ほかにも生徒たちのやる気を上げるために様々な工夫をなさっていてとても勉強になりました。

次に授業実習についてです。私は1年生と2年生のクラスで行いました。私は日本語の授業を実際にするのは初めてでちゃんと教えられるか不安でしたが、この学校の生徒はとてもまじめで集中して私の授業をきいてくれるので、とても楽しく授業を行うことができました。授業実習を行うことで実際の生徒の反応や自分の悪い点がわかり、これから自分が何を勉強すればよいかが明確になりました。

最後に日本文化紹介についてです。折り紙、抹茶、ソーラン節を紹介しました。折り紙と抹茶は授業をお借りして行い、ソーラン節は放課後や土日に行いました。文化紹介は日本の文化を教えるだけでなく生徒とのコミュニケーションをとることもできたのでやってよかったです。特にソーラン節は日本語を選択していない生徒も参加してくれ、たくさんの生徒たちと仲良くなりました。

今回このプログラムに参加して日本語や日本語の教え方などについても学ぶことができましたが、マレーシアの人々のやさしさや食文化、生活などいろいろなことを学ぶことができ参加して本当によかったです。大変なことももちろんありましたが、その大変さを忘れるくらいとても楽しい時を過ごすことができました。

このプログラムではたくさんの貴重な経験を積むことができます。ぜひ皆さんも参加してみてください。
  • 授業はマレーの服を着て行いました
  • 学生たちとソーラン節の練習

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