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2017/07/20 17:30:00 日本語学科授業 『実践日本語教育2』

  • Category学科紹介
  • Posted by近藤優美子
京都外大の日本語学科には「実践日本語教育1」「実践日本語教育2」「実践日本語教育3」の授業が用意されています。
「実践日本語教育1」で教案の書き方を学び、初級の文型導入・練習の短い模擬授業を行います。
「実践日本語教育2」では、日本語を習ったことのない職業訓練生に実際に日本語の授業を行います。

本年度はカリブ海のマルティニーク島(フランス領)からの職業訓練生7人に計7回の授業を2人1組の7チームで担当しました。
7回の教室授業の総仕上げは、みんなで祇園祭を見学しながら習った日本語を使うこと。

「生きた日本語を教える」この授業は、履修生にも訓練生にも得がたい経験となっています。何人かの履修生の声を紹介します。

★ 授業担当のパートナーと一緒に授業を作っていく中で、客観的に授業の内容を判断していくことが出来るようになったと思います。学習者の皆さんに伝わるように、興味を持ってもらえるようにと考え、習った日本語を使うアクティビティを多く組み込むなどの工夫をしました。
最後に学習者さんが自分で話そうとして、それが出来たときの喜びを見たとき、とてもやりがいを感じることができました。 
(2年次生 横山さん) 


★この授業では本当に自己成長が出来たと感じています。学習者の皆さんが日常でしっかり使えるよう、実際の場面を考えながら、かつ楽しく飽きさせない授業を90分・・・。本当に難しく、大変でした。何度もパートナーと考え直した教案が実際にやってみたらうまくいかないときもありましたが、学習者が授業を理解して、しっかり伝えられたときは、もう本当に嬉しかったです。
うまくいったところは自信に、うまくいかなかったところは自分の課題として今後に活かし、もっと「より良い授業をできるようになりたい」と思えた授業でした。 
(2年次生 小山さん)


★この授業を受けて、私は大きく成長することができました。90分間の授業の教案を作りあげるまで、本当に時間がかかりました。時間配分、「書く・読む・聞く・話す」の4技能のバランス、自由度が高いため考えなければいけないことばかりです。実際に空き教室で練習しては教案を修正するので、授業準備にかなり時間がかかります。決して楽な授業ではありませんが、授業の後には「やりきった」という達成感を得ることができる授業です。この授業で、日本語教師として必要な力がどのようなものかを学ぶことができたと感じます。 
(2年次生 中井さん)

  • 祇園祭の屋台で買い物ができるように練習!
  • 最後の授業のあとで
  • 祇園祭見学&フィールドワーク

2017/06/29 10:50:00 日本語学科SNS「japaS」

  • Category学科紹介
  • Posted by近藤優美子
日本語学科SNS「japaS」紹介


2014年入学 日本語学科 太田実優


日本語学科にはjapaSというSNSがあります。
日本語学科の学生は全員このアカウントを持っていて利用することができます。
このjapaSは、授業の振り返り・学生への指導・授業の引継ぎなどに利用されています。

たとえば、ボランティア日本語レッスンを、日本人学生3人で担当することになったとします。
授業が終わるごとに、日本人学生はその日教えた内容や共有事項、反省などを書き込みます。
それによりその日の授業内容をチーム全体で共有することができます。さらに、指導の先生がその投稿を確認し、授業にアドバイスをしてくださいます。この内容もチームでシェアすることができます。

また、京都外国語大学には海外日本語教壇実習というプログラムがあります。
実習生は海外の実習先で授業見学や授業実習をするたびに授業内容や授業の評価できる点、改善点を書きます。
そうすることで、自分自身授業を振り返ることができ、次に生かすことができます。また、日本にいらっしゃる先生がその投稿を見て、アドバイスをしてくださるので、自分のレベルアップにもつながります。
また、今度このプログラムに参加したいと思っている後輩達が実習先の様子や何を学べるのかなどを知ることができます。

このSNSがあることで日本語の授業をして終わりではなく、授業を振り返り何が良かったか悪かったか、自分で考えることができ、先生からフィードバックをいただくことで客観的にも振り返ることができます。
日本語の授業をするだけでももちろん勉強になりますが、japaSのおかげで次の授業を改善することができ、より勉強になります。

毎日いろいろな学生がボランティアで日本語の授業をしているので、授業のたびに授業の様子が投稿されます。私はそれらの投稿や先生のコメントを読み、自分の授業の参考にしたりもしています。私だったらどんな授業をするかなども考えています。

また、授業の記録だけではなく、教案を作る際に気を付けることや授業準備にお勧めの本・サイト紹介の記事もあります。
このSNSを使うことでより一層成長できると思うので、ぜひ一度覗いてみてください。
http://sns.kufs.ac.jp/sns/login/wellcome.do
  • 日本語授業の引継ぎに活用
  • 模擬授業の振り返りに活用
  • 教案作成に役立つ情報が集積!

2017/06/12 12:20:00 海外教壇実習体験記(台湾・中井裕美さん)

  • Categoryインターンシップ(海外教壇実習)
  • Posted by近藤優美子
東呉大学(2017年3月)


2016年入学 日本語学科 中井裕美


私は今回、3月1日から18日までのあいだ、台湾の東呉大学で海外日本語教壇実習をさせていただきました。

台湾には日本に親しみを持っている人も非常に多く、文化も大きく異なる面は少ないので、不慣れな外国生活でのストレスも少ないのではないかと思います。

東呉大学での実習はとても特徴的です。それは、今回から「日本語クラブ」というプログラムがはじまったからです。
他大学での実習では、授業の時間を頂いて教壇に立ち、先生として授業を行います。しかし東呉大学の「日本語クラブ」は授業の時間ではなく、昼休みや放課後に開かれるのです。それは「日本語クラブ」が、あくまでクラブであって授業ではないからです。
もちろん授業でないから簡単、ということでもありません。このクラブでは大まかな活動と日程を先生から教えていただいたあと、実習生がクラブで行うことを全て一から考えました。つまり教壇で授業を行うよりも、私たちが決める度合いが高いのです。とても責任のあることですが、私たちが自由に内容をを決められるというのはとてもやりがいのあることでした。

「日本語クラブ」は今回が初回だったため、現地に到着し先生にお話を伺ってから具体的な準備を進めていきました。
そういったこともあり、台湾滞在中の生活は本当に慌ただしいものでした。実際にクラブを行い学生さんたちと触れ合うと、私たちが想定して用意していたものを修正する必要なども感じたからです。ですからクラブを行う、反省と次回の修正、クラブを行う、というように延々とやることがありました。大変ではありましたが「生」の授業を行う先生たちのことがよく理解できました。

私は今回の海外日本語教壇実習を、自信を持って有意義なものだったと言うことができます。それは、毎日学ぶことや反省することばかりだったからです。自分のできないことや足りないことも浮き彫りになり、これからの課題も見つけました。
私は1回生のときに大学の授業と並行して実習の準備を行ったため、かなり忙しかったですが貴重な経験をさせていただくことができたと感じています。この1年間で本当に様々な面で成長もできました。
お金や言語、生活の面で不安を感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。
私は入学前から日本語教師に興味がありましたが、入学するまで何も準備していませんでした。ですが、大学生活と両立しながらすべて何とかやり遂げることができました。
悩んでいる方にはぜひチャレンジすることをお勧めします。

海外へ行ったことがないという人などに台湾はおすすめです。
学生さんも非常に親しみやすく、何人もお友達ができて日本で遊んだこともあります。
みなさんにもぜひ、この貴重な体験をしていただきたいと思います。

2017/05/31 09:10:00 海外教壇実習体験記(台湾・阿部春香さん)

  • Categoryインターンシップ(海外教壇実習)
  • Posted by近藤優美子
東呉大学(2017年3月)


2014年入学 日本語学科 阿部春香


実習のすべてから学び、すべてを吸収してくる。
こらが私の東呉大学の実習での目標でした。

今回の東呉大学の実習は、日本語の授業をするのではありません。課外活動として「日本語クラブ」を運営し、期間の中間にメインの活動であるフィールドワークを行うというものでした。

この形態での実習は今年が初めてで、前例もなく、正解もわかりませんでした。多くの不安の中、日本にいる先生方のアドバイスや東呉大学の先生方のサポートをいただきながら、話し合いを重ね試行錯誤しながらの18日間でした。

フィールドワーク前約10日間はフィールドワークに向け、学生が日本語で日本人に台湾についてのトピックを紹介する準備をしました。クラブだけでは時間が足りず、担当の学生と授業がない時間にも会ってサポートもしました。
学生の学年、レベルはさまざまで、レベルに応じて補助シートを別途作成したり、進度が早い学生にはアクセントの練習を重点的に行うなど、進み具合に偏りが出ないように注意する必要性も学びました。

フィールドワークには、ほかの日本人実習生が担当していたグループの人に台湾を案内してもらいました。事前に用意した紹介文で使った表現をうまく活用したり、自分たちで調べた単語を使ったりしながらフィールドワークを進めてくれた学生さんの学習意欲には本当に感心しました。何よりも学生さん自身が楽みながらしてくれていたことで私もとても楽しむことができました。

フィールドワークが終わってからは「日本語を使って楽しむ」をベースとして活動を進めました。
実習生の出身地の多様性を生かした方言カードゲーム、福笑いやけん玉などの日本のゲーム紹介などの活動や、日本の新聞記事を参加学生さんのレベルに書き直して読解をしてもらうなど、真面目な活動と楽しい活動を組み合わせる工夫もしました。

今回の実習はただ「何かをして終わり」、ではなく実習を通して学生さんの日本語能力がどう変化したかを学生さんに知ってもらことも大きな目標でした。CAN-DOリストの作成、会話テストの準備と実施はこれまでの授業ではしてきたことがない活動で、1度は失敗をしてしまったものもありました。先生方のアドバイスを受けて実習生同士の話し合うことで、改善し最終的には成功することができました。

授業見学から学び、日本語クラブの準備・実習から学び、そして失敗からも学び、本当に多くの学びがこの実習にありました。貪欲に学び、吸収することができるのもこの実習の大きな魅力だと感じています。「こんなに丁寧に教えてくれてありがとう」学生からこの一言をもらった時、これまでの実習が走馬灯のように頭の中で思い出されました。えるたのもこの学生さんからのこの一言がなければ、不安がある中でも、「常に前を見て取り組んできて良かった」と思うことはできなかったと思います。

恵まれた環境で実習をできたことに感謝をしながら、今回の実習で学んだことを今後に生かして、また新たな学びを貪欲に吸収していきたいと思います。

2017/05/02 12:20:00 地域日本語教室ボランティア体験記(滋賀・太田実優さん)

  • Category学科紹介
  • Posted by近藤優美子
子供向け地域日本語教室ボランティア(2017年4月)


2014年入学 日本語学科 太田実優


4回生になる前の春休み、私は滋賀県の子供向け地域日本語教室で日本語を教えました。
この日本語教室は日本語が話せず、学校の授業についていくことができない外国人小学生・中学生を対象としたもので、春休みの2週間のみ行われました。

今回、参加してくれた外国人の生徒さんは5人でした。そのうち2人は日本語で会話するには問題ありませんが、教科書の難しい日本語がわからないという生徒で、残りの3人はほとんど日本語が話せない生徒でした。
この5人は日本の公立の小学校・中学校に通い日本人と同じように授業を受けています。そして普段は学校で日本語についての何の援助も受けていません。日本語が話せない3人は教師やクラスメイトたちが何を言っているのか、何もわからないまま一日を過ごしているそうです。

半年もこの環境下に放置されている生徒もいました。その子は日本語がわからないことにすぐにあきらめる癖がついてしまっていました。
また、ある生徒は来年高校受験を控えていました。外国の生徒たちは高校に行かなければ日本にいる理由がなくなり、国へ帰らなければならないかもしれないそうです。ですが、当然高校入試は日本語で問題が書かれ、日本語で解答しなければなりません。日本人と同じように。

私はこの日本語教室に参加して、このような生徒がいることを初めて知りました。実際に生徒たちに日本語を教えながら触れ合いましたが、みんないい子たちばかりで、もっと日本語を教えてあげたい、助けてあげたいと思いました。多くの人たちにこの現状を知ってもらい、なんとか改善してもらいたいと思いました。

そして私ができることはまたこのような日本語教室が開かれたとき、日本語を教えることです。また機会があるのならぜひ参加したいと思っています。

この記事を読んで、みなさんがこのような外国人の子供たち、ほかにも困っている人たちを助けてあげたいと思っていただけたら、地域のことに興味をもっていただけたら、幸いです。

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