2018/09/02 08:30:00 世界文化遺産「ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群」~コスタリカ南部ディキス調査~
- 発掘・考古学
- ミサキ
引き続き、ディキス調査について報告いたします。
本調査2つ目の主要目的は、「ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群」に関する調査です。
世界遺産に登録されている主な遺跡は、フィンカ6(Finca 6)、グリハルバ2(Grijalba 2)、バタンバル(Batambal)、エル・シレンシオ(El Silencio)の4つですが、町中の公園や農場でも石球を見ることができます。今回は、フランシスコさんたちが調査をおこなっているグリハルバ2と、遺跡公園として一般公開されているフィンカ6の見学をしてきました。
グリハルバ2では、建造物の基礎を確認することができます。河原石を用いた遺構と、石灰岩を用いた遺構の2種類があることが特徴です。こちらはまだ一般公開されていないのですが、公開に向けて遺構の修復や歩道の整備などが進められています。
フィンカ6には博物館が併設されており、遺跡の概要や自然景観についての基礎知識を得てから遺跡見学をすることができます。この遺跡は元々バナナ農園でしたので(フィンカはスペイン語で農園の意)、バナナ栽培のための土地改変のせいで遺跡の作りが少しわかりにくいのが問題のひとつ。また、雨期には遺跡が完全に水没してしまうこともあるらしく、遺跡保存に関する課題もついて回るようです。
運が良ければ、遺跡見学中にリスザルやコンゴウインコなどの動物にも出会えるかも!
本調査2つ目の主要目的は、「ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群」に関する調査です。
世界遺産に登録されている主な遺跡は、フィンカ6(Finca 6)、グリハルバ2(Grijalba 2)、バタンバル(Batambal)、エル・シレンシオ(El Silencio)の4つですが、町中の公園や農場でも石球を見ることができます。今回は、フランシスコさんたちが調査をおこなっているグリハルバ2と、遺跡公園として一般公開されているフィンカ6の見学をしてきました。
グリハルバ2では、建造物の基礎を確認することができます。河原石を用いた遺構と、石灰岩を用いた遺構の2種類があることが特徴です。こちらはまだ一般公開されていないのですが、公開に向けて遺構の修復や歩道の整備などが進められています。
フィンカ6には博物館が併設されており、遺跡の概要や自然景観についての基礎知識を得てから遺跡見学をすることができます。この遺跡は元々バナナ農園でしたので(フィンカはスペイン語で農園の意)、バナナ栽培のための土地改変のせいで遺跡の作りが少しわかりにくいのが問題のひとつ。また、雨期には遺跡が完全に水没してしまうこともあるらしく、遺跡保存に関する課題もついて回るようです。
運が良ければ、遺跡見学中にリスザルやコンゴウインコなどの動物にも出会えるかも!