発掘・考古学
2015/09/03 18:30:00 ようやく発掘へ合流
- 発掘・考古学
- ミナミ
MADOKA!ごめん、ごめん。すっかり遅くなりました。いやあ~間違えてウズベキスタン行の飛行機に乗っちまいました!あっはっは~(笑)
「掘れ惚れニカラグアDiary」ファン(そのようなご奇特な方がおいでになるかどうかはわかりませんが)のみなさま。私の不在中、調査主任のMADOKAをお助けいただきありがとうございました。8月28日朝に京都を出発。マナグア一泊で約48時間、現地29日午後にマティグアスに到着しました。パート1のニカラグアのカリブ海側ブルーフィールズ調査に向けての3泊4日弾丸調査から約3週間・・・。いろいろな意味で今年はマティグアスが遠かったなあと思い返しているところです。
そして、30日から早速調査に合流。ようやく私の短い夏の調査パート3が始まりました。今期のラスベガス遺跡発掘調査は3週間を予定していますが、私が参加するのは真ん中の1週間ということで、恒例の調査報告会はMADOKAと新人KANADAさん(これからはMIO)に任せることになります。今回は、遺跡のあるティエラブランカ村の住民の方々を対象とするということで、できれば私も参加したいのですが大学の公務のため断念しました。プロジェクトの今後を占う上で大変重要な報告会となります。お二人さん!UNANサグラリオ先生、レオナルド先生、ANIDESのグロリアさんのアドバイスを受け、またUNAN学生さんに手伝ってもらってしっかりがんばってくさいね。
ところで、今回ティエラブランカ村のはずれのオランドさん宅での調査ベース整備作業が進んだこともあって、調査メンバーは試験的に宿泊をしてくれました。寝室(窓ができた)や台所、トイレなどはずいぶん改善されましたが、ベッドなどの家具類がないということ、電気がまだ十分ではなく、またネット環境も悪いということで本格的な利用は来年度にまわすことにしました。
ただ、せっかく村の方々ともお近づきになれる機会ということで、昼食はオランドさんの家で準備いただき家の前庭で食べることにしたようです。材料は朝メルカードで買って持っていくということで、こちらの希望にあわせて調理してもらいます。いい判断だと思います。私も早速、家庭料理をいただきました。おいしいですよ~。
さあ肝心の調査ですが、思わぬ展開となってきました。マウンド裾部で石列が確認されどうやらこのマウンドは平面四角である可能性が出てきました。また、頂部ではかなり大きな石の集中がみられます。これが何かは今後の調査にご期待ください。
私が参加するのは今週金曜日まで。できるだけがんばって調査に貢献したいと思います。
それではまた。
「掘れ惚れニカラグアDiary」ファン(そのようなご奇特な方がおいでになるかどうかはわかりませんが)のみなさま。私の不在中、調査主任のMADOKAをお助けいただきありがとうございました。8月28日朝に京都を出発。マナグア一泊で約48時間、現地29日午後にマティグアスに到着しました。パート1のニカラグアのカリブ海側ブルーフィールズ調査に向けての3泊4日弾丸調査から約3週間・・・。いろいろな意味で今年はマティグアスが遠かったなあと思い返しているところです。
そして、30日から早速調査に合流。ようやく私の短い夏の調査パート3が始まりました。今期のラスベガス遺跡発掘調査は3週間を予定していますが、私が参加するのは真ん中の1週間ということで、恒例の調査報告会はMADOKAと新人KANADAさん(これからはMIO)に任せることになります。今回は、遺跡のあるティエラブランカ村の住民の方々を対象とするということで、できれば私も参加したいのですが大学の公務のため断念しました。プロジェクトの今後を占う上で大変重要な報告会となります。お二人さん!UNANサグラリオ先生、レオナルド先生、ANIDESのグロリアさんのアドバイスを受け、またUNAN学生さんに手伝ってもらってしっかりがんばってくさいね。
ところで、今回ティエラブランカ村のはずれのオランドさん宅での調査ベース整備作業が進んだこともあって、調査メンバーは試験的に宿泊をしてくれました。寝室(窓ができた)や台所、トイレなどはずいぶん改善されましたが、ベッドなどの家具類がないということ、電気がまだ十分ではなく、またネット環境も悪いということで本格的な利用は来年度にまわすことにしました。
ただ、せっかく村の方々ともお近づきになれる機会ということで、昼食はオランドさんの家で準備いただき家の前庭で食べることにしたようです。材料は朝メルカードで買って持っていくということで、こちらの希望にあわせて調理してもらいます。いい判断だと思います。私も早速、家庭料理をいただきました。おいしいですよ~。
さあ肝心の調査ですが、思わぬ展開となってきました。マウンド裾部で石列が確認されどうやらこのマウンドは平面四角である可能性が出てきました。また、頂部ではかなり大きな石の集中がみられます。これが何かは今後の調査にご期待ください。
私が参加するのは今週金曜日まで。できるだけがんばって調査に貢献したいと思います。
それではまた。
2015/08/30 15:20:00 発掘現場に出没する動物紹介!
- 発掘・考古学
- マドカ
発掘も順調に進んでいますが、ここで発掘現場に出没した動物たちを紹介したいと思います!
まずは発掘2日目に岩の隙間から出てきたトカゲ。毒はないそうですが、なんだかアヤシイ色をしていました。見た目は可愛らしいですが、うかつに触るのは危険です。
続いて本日の発掘調査中に岩の隙間から出てきたヘビ。これは毒ヘビだそうで、危険だということから駆除しましたが、ヘビは動きが非常に素早く、一同も思わず冷や汗でした。駆除した後は近くに穴を掘って埋めました。これからも私たちの発掘を見守ってください~。
3枚目の写真はなんと野生のアルマジロ!通りすがりの村人のおじさんたちが見せに来てくれました。日本では動物園でしか見ることのできないアルマジロですが、こんな間近で見られるなんて思いませんでした!見かけによらず、やわらかい・・・!ちなみにこちらのアルマジロは食用らしく、町に売られてスープになるそうです。。。美味しいのかな?
これらの他にも、カエルやサソリなどもよく出没しています。サソリは石の底に潜んでいることが多く、毒があるのでうかつに石を手で持つのは危険だったりします。また、モノコンゴと呼ばれるサルも生息しているらしく、発掘現場には野太い鳴き声が頻繁に響いています。まだお目にかかったことはありませんが、いつか見てみたいなぁと思います。
モノコンゴを目撃した暁には、ぜひこちらのブログで紹介したいと思います!
それではみなさん、Hasta luego!
まずは発掘2日目に岩の隙間から出てきたトカゲ。毒はないそうですが、なんだかアヤシイ色をしていました。見た目は可愛らしいですが、うかつに触るのは危険です。
続いて本日の発掘調査中に岩の隙間から出てきたヘビ。これは毒ヘビだそうで、危険だということから駆除しましたが、ヘビは動きが非常に素早く、一同も思わず冷や汗でした。駆除した後は近くに穴を掘って埋めました。これからも私たちの発掘を見守ってください~。
3枚目の写真はなんと野生のアルマジロ!通りすがりの村人のおじさんたちが見せに来てくれました。日本では動物園でしか見ることのできないアルマジロですが、こんな間近で見られるなんて思いませんでした!見かけによらず、やわらかい・・・!ちなみにこちらのアルマジロは食用らしく、町に売られてスープになるそうです。。。美味しいのかな?
これらの他にも、カエルやサソリなどもよく出没しています。サソリは石の底に潜んでいることが多く、毒があるのでうかつに石を手で持つのは危険だったりします。また、モノコンゴと呼ばれるサルも生息しているらしく、発掘現場には野太い鳴き声が頻繁に響いています。まだお目にかかったことはありませんが、いつか見てみたいなぁと思います。
モノコンゴを目撃した暁には、ぜひこちらのブログで紹介したいと思います!
それではみなさん、Hasta luego!
2015/08/25 13:50:00 いよいよ2015年夏期パート3!発掘調査開始しました!
- 発掘・考古学
- マドカ
みなさんこんにちは!いよいよ調査地マティグアスに入り、本日から発掘調査が始まりました!ニカラグアの8月は雨季。マティグアスでもほとんど毎日スコールが降っています。発掘現場に向かうまでの道のりは、一面青々とした緑が広がります。
遠くにそびえるキラグア山はマティグアスの象徴として町の人々に親しまれています。
さて、発掘初日は前回の調査で埋め戻した土を掘り返す作業から始まります。大きなスコップとツルハシを使ってひたすら土を運び出します。一度掘り起こしているとはいえ、時間が経過して固まった埋土をひたすら取り除く作業はなかなか根気のいる仕事です。
休憩時間には前回から恒例となったスイカをみんなで食べています。スイカはスペイン語でサンディア(Sandía)と言いますが、UNANの学生さんも先生方も前回の調査でスイカという言葉をすっかり覚えてしまいました。スイカのほかにも、メロンやバナナなどのフルーツを買ってきて食べることが多いです。
今夏の調査もパート1:カリブ海編、パート2:単独行動編を経てようやくパート3:プロジェクト・マティグアス編に突入しました!が!なんと南先生が不在ではありませんか!いったいお師匠はどこへ行ってしまったのでしょう・・・。先生!プロジェクト・マティグアス、始まっちゃいましたよー!
遠くにそびえるキラグア山はマティグアスの象徴として町の人々に親しまれています。
さて、発掘初日は前回の調査で埋め戻した土を掘り返す作業から始まります。大きなスコップとツルハシを使ってひたすら土を運び出します。一度掘り起こしているとはいえ、時間が経過して固まった埋土をひたすら取り除く作業はなかなか根気のいる仕事です。
休憩時間には前回から恒例となったスイカをみんなで食べています。スイカはスペイン語でサンディア(Sandía)と言いますが、UNANの学生さんも先生方も前回の調査でスイカという言葉をすっかり覚えてしまいました。スイカのほかにも、メロンやバナナなどのフルーツを買ってきて食べることが多いです。
今夏の調査もパート1:カリブ海編、パート2:単独行動編を経てようやくパート3:プロジェクト・マティグアス編に突入しました!が!なんと南先生が不在ではありませんか!いったいお師匠はどこへ行ってしまったのでしょう・・・。先生!プロジェクト・マティグアス、始まっちゃいましたよー!
2015/03/09 20:10:00 今期の発掘調査が終了しました
- 発掘・考古学
- ミナミ
マドカ発見!いやあ、よかった!よかった!・・・というのはまあ冗談でありまして、マドカからも連絡がありましたように、今回は私の研究仲間である筑波大学の松井先生へのお手伝いということで、ペルーのナスカへ行ってもらいました。彼女にとってペルーは第2の故郷のようですので楽しい時間を過ごしたことと思います。一方、調査は遺跡の保存修復、環境調査という考古学とはまた違う分野の調査ですし、相手は世界遺産。さぞ緊張したことと思います。お疲れさまでした。
さて、そうこうしている間に、今期のラスベガス遺跡での発掘調査も無事に終了しました。昨年よりも試掘坑を拡張し、トレンチ状に掘り下げることができました。この時点で集石が2か所ありそうです。これからの精査が楽しみです。8月ですね。また、ティエラブランカ村の中に準備している調査基地も8月にはなんとか整備が間に合うのではないかと思っています。
今回は、日本から京都外国語大学と同志社大学計3名の学生さんに加えて、ニカラグア国立自治大学の学生さん3名も加わり、大変楽しい現場でした。植村さんが抜けた後も、まだまだつたないスペイン語ですが、身振り手振り、なんとか意思疎通をはかっていたのが印象的でした。言語だけではなく気持ちというか心というか、そういう姿勢、意思が大切だということをあらためて確認したところです。言語を通した世界の平和を!という本学の理念を実感できたことと思います。みなさんお疲れさまでした。
さて、私ミナミはどこにいるか?決して行方不明になっているわけではありません。今は、カリブ海側のブルーフィールズという町におります。ここの話はまた次回に!
さて、そうこうしている間に、今期のラスベガス遺跡での発掘調査も無事に終了しました。昨年よりも試掘坑を拡張し、トレンチ状に掘り下げることができました。この時点で集石が2か所ありそうです。これからの精査が楽しみです。8月ですね。また、ティエラブランカ村の中に準備している調査基地も8月にはなんとか整備が間に合うのではないかと思っています。
今回は、日本から京都外国語大学と同志社大学計3名の学生さんに加えて、ニカラグア国立自治大学の学生さん3名も加わり、大変楽しい現場でした。植村さんが抜けた後も、まだまだつたないスペイン語ですが、身振り手振り、なんとか意思疎通をはかっていたのが印象的でした。言語だけではなく気持ちというか心というか、そういう姿勢、意思が大切だということをあらためて確認したところです。言語を通した世界の平和を!という本学の理念を実感できたことと思います。みなさんお疲れさまでした。
さて、私ミナミはどこにいるか?決して行方不明になっているわけではありません。今は、カリブ海側のブルーフィールズという町におります。ここの話はまた次回に!
2015/03/02 15:10:00 発掘は楽しい
- 発掘・考古学
- ミナミ
さて、発掘も明日が最終となります。早かったです。とくにミナミは途中参加というのもあったせいでしょうかね。大きなイベントが2つもあったせいでしょうか。
発掘の成果はまた日を改めることにして、今日は「発掘は楽しい!」というテーマにしました。もちろん、発掘はいろいろな発見があります。そのたびに謎や疑問も増えます。それをああやこうやとみんなで考えながら、また考古学の手続きを踏みながら解決していくわけですから(解決できないことも多いのですが)、それは楽しいです。
今日は、それとは別の楽しみのエピソードで、皆さんにも楽しんでいただきましょう。
今回、3日間現場作業の中日にいろいろと工夫をしました。乾季は暑いですし、休日もないのでかなり疲れます。発掘にも影響が出ます。そこで今回は気分転換のためのゲームをいろいろ考えました。
一つは、「作業時間中、すべてスペイン語を使おう!」です。ここはスペイン語圏ですので、われわれがスペイン語を使うのは当たり前ですが、弟子のマドカが行方不明(いったい、どこへ行ってしまったのやら)の現在、やはりなかなかコミュニケーションがとれません。日本人同士が日本語で済ませてしまいがち。そこでこのゲームとなりました。
日本語を1回使ったら1コルドバの罰金です。最優秀者にはまちのただ一つのアイスクリーム屋さんでサンデー!次点にはアイスドブレです。
さあ!スタート!ニカラグアメンバーからの「このスペイン語は日本語で何て言うの?」みたいな試練を乗り越え、日本人同士で足を引っ張り合い?さて、みなさん、誰が優勝したでしょうか?そして、誰がべった(最下位のこと)でしょうか?あたった人にはプロジェクト代表のミナミから・・・何もあげません。だって、下に結果を書きますから。
●優勝:川端くん/1コルドバ ●準優勝:小川くん/5コルドバ ●3位:藤村くん/11コルドバ ●4位:ミナミ/20コルドバ・・・とほほ。
ということで、トップ1,2を同志社大学に独占されてしまいました!どうした京都外大!学長先生初め大学の関係者のみなさま。どうも、すみません。
これではいかん!と2つめは本日開催した「第1回マティグアス・スイカの種飛ばし大会」です。
休憩時間にメルカードで買ってきたスイカを食べるのですが、スイカを食べたら「種飛ばし」をするのが日本人の常識。ということで今回はニカラグアのメンバーも含めての国際大会です(ちなみに女性陣は参加しません。やはり美しくないからでしょうね・・。ちなみにアーチストのアルベルトも。やはりアートではないからか!)。
結果は!!!
●優勝:レオナルド 計測不能を大きく超え
●準優勝:ヘウス 5m20センチ
●3位:小川君 4m50センチ
●4位:川端君 2m70センチ
●ブービー:南2m
●べった:藤村君 計測不能(口の中に残っていたため)
ということで、今回も京都外大は苦渋をなめました。IELAKのみなさま、申し訳ありません。くう。
発掘の成果はまた日を改めることにして、今日は「発掘は楽しい!」というテーマにしました。もちろん、発掘はいろいろな発見があります。そのたびに謎や疑問も増えます。それをああやこうやとみんなで考えながら、また考古学の手続きを踏みながら解決していくわけですから(解決できないことも多いのですが)、それは楽しいです。
今日は、それとは別の楽しみのエピソードで、皆さんにも楽しんでいただきましょう。
今回、3日間現場作業の中日にいろいろと工夫をしました。乾季は暑いですし、休日もないのでかなり疲れます。発掘にも影響が出ます。そこで今回は気分転換のためのゲームをいろいろ考えました。
一つは、「作業時間中、すべてスペイン語を使おう!」です。ここはスペイン語圏ですので、われわれがスペイン語を使うのは当たり前ですが、弟子のマドカが行方不明(いったい、どこへ行ってしまったのやら)の現在、やはりなかなかコミュニケーションがとれません。日本人同士が日本語で済ませてしまいがち。そこでこのゲームとなりました。
日本語を1回使ったら1コルドバの罰金です。最優秀者にはまちのただ一つのアイスクリーム屋さんでサンデー!次点にはアイスドブレです。
さあ!スタート!ニカラグアメンバーからの「このスペイン語は日本語で何て言うの?」みたいな試練を乗り越え、日本人同士で足を引っ張り合い?さて、みなさん、誰が優勝したでしょうか?そして、誰がべった(最下位のこと)でしょうか?あたった人にはプロジェクト代表のミナミから・・・何もあげません。だって、下に結果を書きますから。
●優勝:川端くん/1コルドバ ●準優勝:小川くん/5コルドバ ●3位:藤村くん/11コルドバ ●4位:ミナミ/20コルドバ・・・とほほ。
ということで、トップ1,2を同志社大学に独占されてしまいました!どうした京都外大!学長先生初め大学の関係者のみなさま。どうも、すみません。
これではいかん!と2つめは本日開催した「第1回マティグアス・スイカの種飛ばし大会」です。
休憩時間にメルカードで買ってきたスイカを食べるのですが、スイカを食べたら「種飛ばし」をするのが日本人の常識。ということで今回はニカラグアのメンバーも含めての国際大会です(ちなみに女性陣は参加しません。やはり美しくないからでしょうね・・。ちなみにアーチストのアルベルトも。やはりアートではないからか!)。
結果は!!!
●優勝:レオナルド 計測不能を大きく超え
●準優勝:ヘウス 5m20センチ
●3位:小川君 4m50センチ
●4位:川端君 2m70センチ
●ブービー:南2m
●べった:藤村君 計測不能(口の中に残っていたため)
ということで、今回も京都外大は苦渋をなめました。IELAKのみなさま、申し訳ありません。くう。