2019/02/26 15:00:00 マティグアスに到着しました!
- 発掘・考古学
- マドカ
こんにちは!昨日マナグアからマティグアスへ移動し、本日から早速発掘現場入りしています。颯爽と現場入りして間もなく、激痛に思わずしゃがみ込んだらなんと蟻に7ヵ所も足を噛まれてシャベルを握ることなく撤退した悲しみのマドカです!皆さんも発掘現場ではくれぐれも足元にお気を付け下さい!
さて今回は約2週間の発掘調査、そしてもちろん最終日にはティエラブランカ村でのワークショップも予定しています。
出発前には、UNANの新しい学部長を務めるリヒア・マルティネス先生にご挨拶することができました。昨年10月にはミナミ先生もプロジェクト再開に向けてご挨拶に伺っており、リヒア先生はプロジェクト・マティグアスについて「ミナミ先生の愛と情熱溢れるプロジェクト!」と大絶賛とプロジェクト再開への感謝のお言葉をいただきました!
マティグアスに到着後、昨年4月からマティグアスの事務所を拠点に考古学調査を進めてくれていたUNANの卒業生で考古学者のヘウスと合流して事務所で打ち合わせを行いました。今までは打ち合わせなども全て滞在先のホテルで行っていたので、ようやく拠点が整ったといったところでしょうか。
発掘現場初日の今日は、前回発掘を終えたところまでの埋め戻した廃土の除去を行いました。今回の発掘調査開始メンバーは、サグラリオ先生、レオナルド先生、ヘウス、マドカの4人しかいません。かれこれ1年振りのガチガチに固まった廃土の除去は私たちだけでは人手が足りないので、近年はティエラブランカ村の人たちにも手伝ってもらうようになりました。
このように村の方々が手助けしてくれるのも、毎回の調査で実施しているワークショップの成果のひとつです。村の方々の中に芽生えた考古学や文化財への興味、調査に対する協力的な姿勢、何よりプロジェクトに自ら携わろうとしてくれる姿勢を大切にしながら、これからも調査を行っていきたいと思います!
さて今回は約2週間の発掘調査、そしてもちろん最終日にはティエラブランカ村でのワークショップも予定しています。
出発前には、UNANの新しい学部長を務めるリヒア・マルティネス先生にご挨拶することができました。昨年10月にはミナミ先生もプロジェクト再開に向けてご挨拶に伺っており、リヒア先生はプロジェクト・マティグアスについて「ミナミ先生の愛と情熱溢れるプロジェクト!」と大絶賛とプロジェクト再開への感謝のお言葉をいただきました!
マティグアスに到着後、昨年4月からマティグアスの事務所を拠点に考古学調査を進めてくれていたUNANの卒業生で考古学者のヘウスと合流して事務所で打ち合わせを行いました。今までは打ち合わせなども全て滞在先のホテルで行っていたので、ようやく拠点が整ったといったところでしょうか。
発掘現場初日の今日は、前回発掘を終えたところまでの埋め戻した廃土の除去を行いました。今回の発掘調査開始メンバーは、サグラリオ先生、レオナルド先生、ヘウス、マドカの4人しかいません。かれこれ1年振りのガチガチに固まった廃土の除去は私たちだけでは人手が足りないので、近年はティエラブランカ村の人たちにも手伝ってもらうようになりました。
このように村の方々が手助けしてくれるのも、毎回の調査で実施しているワークショップの成果のひとつです。村の方々の中に芽生えた考古学や文化財への興味、調査に対する協力的な姿勢、何よりプロジェクトに自ら携わろうとしてくれる姿勢を大切にしながら、これからも調査を行っていきたいと思います!
2019/02/20 14:10:00 おかえり、ニカラグアへ!~2019年春期調査が始まるよ~
- お知らせ
- マドカ
こんにちは!マドカです!
2019年最初の投稿はなんとニカラグアからお送りいたします!
ニカラグアでの調査は昨年の春期調査以来、1年振りになります。実は、日本ではあまり報道されていませんでしたが、昨年4月頃からニカラグアでは反政府デモが激化していました。私も昨年5月から6月まで研究滞在のためマナグアに滞在していましたが、連日デモや襲撃のニュースがテレビで流され、国内の道路封鎖、夜間6時以降の外出禁止令など、残念ながら調査ができる状態とは言えませんでした。
ですが、暴動も少しずつ収束し、昨年10月にはミナミ先生がマナグアを訪れてUNANやUNICAの先生方と意見交換を行い、この度の春期調査の実施に至りました。
ニカラグアに到着して1週間になりますが、町の景色も人々も今までと変わらない様子です。もちろん、全てが暴動前の状態に戻ったわけではありません。マナグアの常宿であるホテル・コリブリでは、宿泊客は数える程度しかおらず、週末の宿泊は私一人だったようです。また暴動の拠点のひとつとされていたUNANの構内では、たくさんの窃盗や器物破損などがあり、被害は計り知れないといいます。
そのような中でも、今は授業が再開され、学生たちも大学に戻ってきました。なにより、ご覧ください!この皆さんの素敵な笑顔を!皆さんも調査の続行をとても心配されていたようで、今回調査が再開されることをとても喜んでくださいました。私も、ニカラグアに戻ってこられてとても嬉しいです!
さぁ、2019年春期調査!はじまりはじまり~!
2019年最初の投稿はなんとニカラグアからお送りいたします!
ニカラグアでの調査は昨年の春期調査以来、1年振りになります。実は、日本ではあまり報道されていませんでしたが、昨年4月頃からニカラグアでは反政府デモが激化していました。私も昨年5月から6月まで研究滞在のためマナグアに滞在していましたが、連日デモや襲撃のニュースがテレビで流され、国内の道路封鎖、夜間6時以降の外出禁止令など、残念ながら調査ができる状態とは言えませんでした。
ですが、暴動も少しずつ収束し、昨年10月にはミナミ先生がマナグアを訪れてUNANやUNICAの先生方と意見交換を行い、この度の春期調査の実施に至りました。
ニカラグアに到着して1週間になりますが、町の景色も人々も今までと変わらない様子です。もちろん、全てが暴動前の状態に戻ったわけではありません。マナグアの常宿であるホテル・コリブリでは、宿泊客は数える程度しかおらず、週末の宿泊は私一人だったようです。また暴動の拠点のひとつとされていたUNANの構内では、たくさんの窃盗や器物破損などがあり、被害は計り知れないといいます。
そのような中でも、今は授業が再開され、学生たちも大学に戻ってきました。なにより、ご覧ください!この皆さんの素敵な笑顔を!皆さんも調査の続行をとても心配されていたようで、今回調査が再開されることをとても喜んでくださいました。私も、ニカラグアに戻ってこられてとても嬉しいです!
さぁ、2019年春期調査!はじまりはじまり~!
2018/12/26 13:20:00 2018年が終わります
- お知らせ
- ミサキ
寒さが身に染みる季節となりました、ミサキです。
本日は12月の活動報告をさせていただきたいと思います。
12月7、8日に、第18回ラテンアメリカ研究講座「京都外国語大学ラテンアメリカ研究所の現在(いま)」が開催されました。この研究講座では、ラテンアメリカ地域で多岐にわたる研究を行われている先生方からお話聞くことができ、他分野研究について知る大変良い機会となりました。ちなみに、我らがミナミ先生は「先スペイン期アメリカ地中海の交流に関する考古学的研究」と題し、今後の研究展望についてお話しされていました。
12月15日は、第53回京都メソアメリカ研究会が開催され、黒崎充さんにご発表いただきました。「メキシコ湾岸ベラクルス州中部地方南地域ラ・ホヤ遺跡における古典期後期のピラミッド建設後の儀礼について」というタイトルでお話いただきました。参加した学生さんからは積極的に質問が出ていて、盛んな意見交換ができたようです。黒崎さん、ありがとうございました。
12月18日には、共同研究者のみなさんにお集まりいただき、2019年に向けた研究会議を開催しました。プロジェクトの作戦会議に加え、村野正景さんからは10月24日~26日にかけて中米エルサルバドルで行われた「第1回パブリック考古学シンポジウム」参加報告をしていただきました。ミナミ先生と村野さん登壇の様子はこちらから。
またマドカと私からは、今年夏期におこなったコスタリカ南部ディキス地域調査について報告させていただきました。調査の詳細については過去ブログをご覧ください。
一方ニカラグアでは、11月22日から12月22日にかけて、第一回ニカラグア考古学プロジェクト写真展(I Exposición Fotográfica de Projectos de Investigación de la Arqueología de Nicaragua)が考古課のギャラリー(Galería Altar Ego del INC)で開催されました。この写真展では、過去2年間で行われた考古学調査の写真が展示され、現在のニカラグアでどのようなプロジェクトが行われているのかを知ってもらおうというのが目的の一つ。マドカが厳選したプロジェクト・マティグアスの写真も展示されました!
さて、2018年も終わりに近づいています。お世話になった関係者のみなさま、ブログ読者のみなさま、今年一年ありがとうございました。2019年もこのブログから私たちの活動を中心に情報発信していてきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、良いお年をお過ごしくださいね!
Felíz año nuevo!!!
本日は12月の活動報告をさせていただきたいと思います。
12月7、8日に、第18回ラテンアメリカ研究講座「京都外国語大学ラテンアメリカ研究所の現在(いま)」が開催されました。この研究講座では、ラテンアメリカ地域で多岐にわたる研究を行われている先生方からお話聞くことができ、他分野研究について知る大変良い機会となりました。ちなみに、我らがミナミ先生は「先スペイン期アメリカ地中海の交流に関する考古学的研究」と題し、今後の研究展望についてお話しされていました。
12月15日は、第53回京都メソアメリカ研究会が開催され、黒崎充さんにご発表いただきました。「メキシコ湾岸ベラクルス州中部地方南地域ラ・ホヤ遺跡における古典期後期のピラミッド建設後の儀礼について」というタイトルでお話いただきました。参加した学生さんからは積極的に質問が出ていて、盛んな意見交換ができたようです。黒崎さん、ありがとうございました。
12月18日には、共同研究者のみなさんにお集まりいただき、2019年に向けた研究会議を開催しました。プロジェクトの作戦会議に加え、村野正景さんからは10月24日~26日にかけて中米エルサルバドルで行われた「第1回パブリック考古学シンポジウム」参加報告をしていただきました。ミナミ先生と村野さん登壇の様子はこちらから。
またマドカと私からは、今年夏期におこなったコスタリカ南部ディキス地域調査について報告させていただきました。調査の詳細については過去ブログをご覧ください。
一方ニカラグアでは、11月22日から12月22日にかけて、第一回ニカラグア考古学プロジェクト写真展(I Exposición Fotográfica de Projectos de Investigación de la Arqueología de Nicaragua)が考古課のギャラリー(Galería Altar Ego del INC)で開催されました。この写真展では、過去2年間で行われた考古学調査の写真が展示され、現在のニカラグアでどのようなプロジェクトが行われているのかを知ってもらおうというのが目的の一つ。マドカが厳選したプロジェクト・マティグアスの写真も展示されました!
さて、2018年も終わりに近づいています。お世話になった関係者のみなさま、ブログ読者のみなさま、今年一年ありがとうございました。2019年もこのブログから私たちの活動を中心に情報発信していてきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、良いお年をお過ごしくださいね!
Felíz año nuevo!!!
2018/11/05 13:50:00 写真パネル展『コスタリカの魅力~先スペイン期古代文化と自然環境~』開催中!
- お知らせ
- ミサキ
お久しぶりです、ミサキです。
朝夕、肌寒さを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
現在、国際文化資料館では写真パネル展『コスタリカの魅力~先スペイン期古代文化と自然環境~』が開催されています。詳細は京都外国語大学国際文化資料館HPにてお知らせしています。
コスタリカの博物館やフィールドワークの様子は以前にもブログで紹介させてもらっていますので、この国に興味を持ってくれた方もいるのでは?と少し期待しています!豊かなコスタリカの自然と古代文化に触れることができる写真パネル展となっております。11月24日まで開催予定です。みなさんぜひお越しください。
朝夕、肌寒さを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
現在、国際文化資料館では写真パネル展『コスタリカの魅力~先スペイン期古代文化と自然環境~』が開催されています。詳細は京都外国語大学国際文化資料館HPにてお知らせしています。
コスタリカの博物館やフィールドワークの様子は以前にもブログで紹介させてもらっていますので、この国に興味を持ってくれた方もいるのでは?と少し期待しています!豊かなコスタリカの自然と古代文化に触れることができる写真パネル展となっております。11月24日まで開催予定です。みなさんぜひお越しください。
2018/09/08 12:40:00 夏の調査終わりをむかえて
- お知らせ
- ミサキ
こんにちは、ミサキです。
夏の調査もいよいよ最終日となりました。
今日は、10月9日から国際文化資料館で開催される写真パネル展『コスタリカの魅力~先スペイン期古代文化と自然環境~』に関する最終打ち合わせをヒスイ博物館でおこないました。参加者は、国立博物館のウィルソンさん、ヒスイ博物館のヴィルヒニアさん、中央銀行博物館のプリシーラさん、マドカ、ミサキ。この展覧会は、コスタリカ国立博物館、ヒスイ博物館、中央銀行博物館の3館と国際文化資料館が交流協定を結ぶことを記念して企画されました。詳細は京都外国語大学国際文化資料館HPにてお知らせしています。
展覧会まで残りあと一か月ということで、コスタリカの博物館スタッフも、国際文化資料館スタッフも、開会に向け準備を進めています。海を越え、みんなで力を合わせて作り上げる写真パネル展は、10月9日から11月24日まで開催予定です。みなさんもぜひお越しください。
さて、グアテマラに始まった2018年夏期調査はコスタリカにておしまい(とはいえ、無事に帰国して報告書をまとめなくてはならないのですが…)。今回の調査も多くの方の協力のおかげで終えることができそうです、皆さんありがとうございました。
夏の調査もいよいよ最終日となりました。
今日は、10月9日から国際文化資料館で開催される写真パネル展『コスタリカの魅力~先スペイン期古代文化と自然環境~』に関する最終打ち合わせをヒスイ博物館でおこないました。参加者は、国立博物館のウィルソンさん、ヒスイ博物館のヴィルヒニアさん、中央銀行博物館のプリシーラさん、マドカ、ミサキ。この展覧会は、コスタリカ国立博物館、ヒスイ博物館、中央銀行博物館の3館と国際文化資料館が交流協定を結ぶことを記念して企画されました。詳細は京都外国語大学国際文化資料館HPにてお知らせしています。
展覧会まで残りあと一か月ということで、コスタリカの博物館スタッフも、国際文化資料館スタッフも、開会に向け準備を進めています。海を越え、みんなで力を合わせて作り上げる写真パネル展は、10月9日から11月24日まで開催予定です。みなさんもぜひお越しください。
さて、グアテマラに始まった2018年夏期調査はコスタリカにておしまい(とはいえ、無事に帰国して報告書をまとめなくてはならないのですが…)。今回の調査も多くの方の協力のおかげで終えることができそうです、皆さんありがとうございました。