2017/02/06 20:50:00 教員紹介(グローバル観光学科 河上幸子)
- 教員活動紹介
- 河上
教員紹介 (グローバル観光学科 河上幸子)
専門分野:文化人類学、移民研究
担当科目:Communication Skills for Fieldwork Research, Community Engagement Workshop I, 多言語観光論
メッセージ:
これまでの勉強では、誰かが用意した問題を解くことが中心だったかと思いますが、これから大学ではじまる研究は、自ら問題を発見するために学ぶところから始まります。それまで当たり前のように慣れ親しんできた環境を離れてみることも、自分で問題を見つけるために有効な方法のひとつです。
私が専門とする文化人類学は、海外、国内各地に実際に赴いて、現地の人びととコミュニケーションを重ねるなかで、問題を発見してきた異文化理解の学問です。さあ、皆さんもこれから、国内外のさまざまな現場にどんどん出かけ、社会とつながる問題を自分で見つけて取り組むという研究の醍醐味を存分に味わいにいきましょう!
その他:
近年は、かつてカナダに移民を多数送りだした和歌山県日高郡美浜町のアメリカ村と呼ばれる三尾地区にゼミの学生たちと足を運んで、町の人たちと一緒にまちづくりに取り組んでいます。
三尾地区は、100年以上も前から、カナダへの出稼ぎ移民が多い地区として知られており、現在もカナダのバンクーバーやトロントに住む親戚との往来や手紙のやりとりがあったり、和洋折衷の建物や英語交じりに話す文化が残っていたりします。しかし、少子高齢化や人口減少を背景に、こうしたアメリカ村独自の移民輩出の歴史や文化も衰退・縮小の一途をたどっており、地区としての存続も危ぶまれる現況があります。
こうしたなか、現在、住民主体での地方創生事業として進行している「日の岬・アメリカ村再生協議会」下部組織の部会メンバーとして、カナダ移民送出の歴史をはじめ、アメリカ村の文化と自然を背景にした多様な地域資源を有効活用するためのプロジェクトにゼミ学生と参画させていただいてきました。その過程にて、「京都外国語大学と美浜町との連携協力に関する協定」を締結し、2017年夏には、カナダから三尾出身の祖先をもつ日系カナダ人5世の大学生を招き、ゼミ学生らがアメリカ村の歴史保存やインバウンド観光促進を視野に入れたドキュメンタリー動画を日英両語で作成しました。
専門分野:文化人類学、移民研究
担当科目:Communication Skills for Fieldwork Research, Community Engagement Workshop I, 多言語観光論
メッセージ:
これまでの勉強では、誰かが用意した問題を解くことが中心だったかと思いますが、これから大学ではじまる研究は、自ら問題を発見するために学ぶところから始まります。それまで当たり前のように慣れ親しんできた環境を離れてみることも、自分で問題を見つけるために有効な方法のひとつです。
私が専門とする文化人類学は、海外、国内各地に実際に赴いて、現地の人びととコミュニケーションを重ねるなかで、問題を発見してきた異文化理解の学問です。さあ、皆さんもこれから、国内外のさまざまな現場にどんどん出かけ、社会とつながる問題を自分で見つけて取り組むという研究の醍醐味を存分に味わいにいきましょう!
その他:
近年は、かつてカナダに移民を多数送りだした和歌山県日高郡美浜町のアメリカ村と呼ばれる三尾地区にゼミの学生たちと足を運んで、町の人たちと一緒にまちづくりに取り組んでいます。
三尾地区は、100年以上も前から、カナダへの出稼ぎ移民が多い地区として知られており、現在もカナダのバンクーバーやトロントに住む親戚との往来や手紙のやりとりがあったり、和洋折衷の建物や英語交じりに話す文化が残っていたりします。しかし、少子高齢化や人口減少を背景に、こうしたアメリカ村独自の移民輩出の歴史や文化も衰退・縮小の一途をたどっており、地区としての存続も危ぶまれる現況があります。
こうしたなか、現在、住民主体での地方創生事業として進行している「日の岬・アメリカ村再生協議会」下部組織の部会メンバーとして、カナダ移民送出の歴史をはじめ、アメリカ村の文化と自然を背景にした多様な地域資源を有効活用するためのプロジェクトにゼミ学生と参画させていただいてきました。その過程にて、「京都外国語大学と美浜町との連携協力に関する協定」を締結し、2017年夏には、カナダから三尾出身の祖先をもつ日系カナダ人5世の大学生を招き、ゼミ学生らがアメリカ村の歴史保存やインバウンド観光促進を視野に入れたドキュメンタリー動画を日英両語で作成しました。