2020/11/24 23:50:00 城南宮・鳥羽重宏宮司様によるゲスト講義
- 授業関係
- Student Reporter
こんにちは!グローバル観光学科二年次生の松浦芽衣です。今回は、グローバル観光学科の重要な科目の一つであるCEP(Community Engagement Program)に向けた、CEWS(Community Engagement WorkshopⅡ)京都スピリチュアルツーリズムチームにて行われたゲスト講義についてご紹介します。
はじめに、私が参加している京都スピリチュアルツーリズムプログラムについて簡単に説明します。このプログラムは、今年新しく作られたプログラムで、グローバル観光学科の藤本茂先生、CEC(Community Engagement Center)職員の中井達也さんをはじめ、多くの教職員の協力によって実現されました。このプログラムでは、新たな多言語体験型コンテンツを作ることを目的として、神道や宗教全般の学習や京都の様々な神社でのフィールドワークを行います。
この度、グローバル観光学科の藤本先生の素晴らしい人脈のおかげで、京都五社の一つである城南宮(京都市伏見区)の鳥羽重宏宮司様がゲスト講義に来てくださいました!鳥羽宮司から、神道全般について、城南宮の四季の祭りと年中行事について、そして城南宮の持つ課題について、詳しいご説明をして頂きました。
まず、宗教は二種類に分かれており、信じる宗教である「創唱宗教」と感じる宗教である「自然宗教」があります。神道は自然宗教で、「中今」という考え方を大切にしています。「中今」とは、未来過去の真ん中にある今を人間として一生懸命に生きていくという考え方だと教わりました。
城南宮では、火焚祭、新嘗祭、曲水の宴など様々な四季の行事を行なっています。神様の住む世界は、空気が透き通り、鳥がさえずり、花が咲き、四季の行事が定まった時期に行われているという、まさに日本人の理想の暮らしでした。今でも人々は神様に対する信仰心を忘れず、四季の行事を大切にしています。
現在、城南宮では、新型コロナウイルスの影響により年間行事が制約されています。また、参拝する前の手水を人と人の接触になるため制限せざるを得ない状況にあり、鳥羽宮司は苦渋の決断をしなくてはならない立場にいらっしゃるそうです。多くの神社で、コロナウイルスの問題以外にも、文化財の保護のためにかかる費用や若手職人の不足など、複数の課題があることが分かりました。
ゲスト講義を終えて、私は神道について深く学習でき、神と人とのつながりが古くからあったことが分かりました。このような貴重な体験ができ、スピリチュアルツーリズムプログラムに参加できてとても幸せです。神社の抱える課題解決を考えつつ、海外の方に神道を適切に説明し、神社訪問を薦めることのできるような多言語コンテンツの制作に向け、活動していきます!
謝辞:今回のゲスト講義では、城南宮宮司 鳥羽重宏様から大変貴重なお話を伺いました。深く御礼申し上げます。
参考情報:城南宮様HP https://www.jonangu.com/
はじめに、私が参加している京都スピリチュアルツーリズムプログラムについて簡単に説明します。このプログラムは、今年新しく作られたプログラムで、グローバル観光学科の藤本茂先生、CEC(Community Engagement Center)職員の中井達也さんをはじめ、多くの教職員の協力によって実現されました。このプログラムでは、新たな多言語体験型コンテンツを作ることを目的として、神道や宗教全般の学習や京都の様々な神社でのフィールドワークを行います。
この度、グローバル観光学科の藤本先生の素晴らしい人脈のおかげで、京都五社の一つである城南宮(京都市伏見区)の鳥羽重宏宮司様がゲスト講義に来てくださいました!鳥羽宮司から、神道全般について、城南宮の四季の祭りと年中行事について、そして城南宮の持つ課題について、詳しいご説明をして頂きました。
まず、宗教は二種類に分かれており、信じる宗教である「創唱宗教」と感じる宗教である「自然宗教」があります。神道は自然宗教で、「中今」という考え方を大切にしています。「中今」とは、未来過去の真ん中にある今を人間として一生懸命に生きていくという考え方だと教わりました。
城南宮では、火焚祭、新嘗祭、曲水の宴など様々な四季の行事を行なっています。神様の住む世界は、空気が透き通り、鳥がさえずり、花が咲き、四季の行事が定まった時期に行われているという、まさに日本人の理想の暮らしでした。今でも人々は神様に対する信仰心を忘れず、四季の行事を大切にしています。
現在、城南宮では、新型コロナウイルスの影響により年間行事が制約されています。また、参拝する前の手水を人と人の接触になるため制限せざるを得ない状況にあり、鳥羽宮司は苦渋の決断をしなくてはならない立場にいらっしゃるそうです。多くの神社で、コロナウイルスの問題以外にも、文化財の保護のためにかかる費用や若手職人の不足など、複数の課題があることが分かりました。
ゲスト講義を終えて、私は神道について深く学習でき、神と人とのつながりが古くからあったことが分かりました。このような貴重な体験ができ、スピリチュアルツーリズムプログラムに参加できてとても幸せです。神社の抱える課題解決を考えつつ、海外の方に神道を適切に説明し、神社訪問を薦めることのできるような多言語コンテンツの制作に向け、活動していきます!
謝辞:今回のゲスト講義では、城南宮宮司 鳥羽重宏様から大変貴重なお話を伺いました。深く御礼申し上げます。
参考情報:城南宮様HP https://www.jonangu.com/