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2019/10/31 20:20:00 コミュニティ・エンゲージメント・プログラム京都市内レポート

  • Categoryお知らせ
  • Posted byStudent Reporter
こんにちは。グローバル観光学科2年次生の岡村知果です。

私はこの夏、2019年度CE京都市内のプログラムに参加しました。このプログラムは、旅館インターンを通しての参与観察、禅寺研修、伝統産業体験という3つのコンテンツで構成されています。旅館の参与観察が2週間を占めています。参加人数は全員で8人でした。プログラム始まる前のワークショップでは、旅館の現状や京都の伝統工芸品を各々で調べ、インターン先の旅館の支配人のお話を聞く、といった事前準備をしていました。これらを踏まえて、いよいよプログラムのスタートです。

まずは、旅館の参与観察です。これは2人ペアで3軒の旅館を回っていきます。各旅館4~5日間働きます。旅館先は、綿善旅館、日昇館尚心亭、さと茂旅館です。どこの旅館も主に客室係を担当しました。しかしどの旅館も勤務時間が違えば、業務内容も違います。それに、インターンする前は、お客様と直接関わる機会が多いと考えていましたが、実際は裏作業ばかりでした。そんな中でも、布団敷や部屋チェックの際の一つ一つの行動にお客様に対するサービス精神が表れていました。参与観察の目的としては、旅館が衰退している理由、従業員の人間関係、仲居さんの一日の流れなどを調査することでした。結果的には旅館の問題点を発見し、私たちなりの解決方法を提示することができました。やはり、かつての旅館と現代の旅館は違うものであり今の時代でも旅館業を行うのであれば、その違いを認識すべきだと感じました。しかし、お客様を「もてなす」ということだけ今も昔も変わることなく、旅館の大きな特徴だと再認識できました。

旅館のインターンが終わると、禅寺研修が始まります。これは金閣寺近くの普門軒というお寺で行います。2泊3日で電子機器は基本使用禁止で、お化粧もできません。もちろんスマホも使えません。座禅を一日に何度も行い、精進料理と呼ばれるものを食べ、何かとルールが多く、慣れるのには時間がかかりました。ですが、驚くことに苦ではありませんでした。特に、和尚さんとのお話が面白くて内容は少し難しかったのですが、なかなか普段聞くことのできないお話でとても勉強になりました。とにかく和尚さん方の人柄が良く、居心地が良かったです。普段の私生活とは全く異なった環境で窮屈だろうと思っていましたが、今の便利すぎる生活を見直すことができ、コンビニ通いが日常の私には良い機会だったと思います。

そして最後の3日間で行うのが伝統産業の体験です。京都には多くの伝統工芸品があります。今回はその中の京漆器、型友禅、金彩友禅、京房紐、真田紐の5つを実際に体験しました。一つ一つ違った歴史、時代背景がありそれを今でも受け継がれていることにロマンを感じたと同時に、後継者不足などといった様々な問題を抱えていることを改めて実感しました。それを踏まえ、伝統工芸の技術とどのようなものを掛け合わせたらもっと気軽に人の手に流れていくのか、といった課題について各々で解決策を提示しました。実際に作ったものは、持ち帰ることができ良い思い出の品になります。

このようにCE京都市内のプログラムは進んでいきます。これだけのことをたった3週間で経験させてもらえたこと、とても感謝しています。正直、経験したすべてが満足いくものという訳ではなく、例えば、旅館のインターンではずっと清掃していたことや、お客様が少なく暇な時間を過ごしていたことなど、このプログラムに参加するにあたってこの時間は必要なのかと思ったこともありました。ですが、それも後に自分の糧になっていくのだと思います。だから、来年からは今年の反省点を補いもっと良いプログラムになると確信しているので、ぜひ参加ご検討ください。

  • インターン先の一つの綿善旅館です。
  • 座禅をしているときの様子です。
  • これは金彩友禅体験時に作ったブックカバーです。

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