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2019/10/10 14:30:00 カメラから覗いた京都:番外編 仁和寺パート1 

  • Categoryお知らせ
  • Posted byStudent Reporter
こんにちは。グローバル観光学科2年次生の島岡七海と浦谷歩です。

今回、私たちは、世界遺産に登録されている京都市右京区にある真言宗御室派の総本山、御室仁和寺様に訪問させていただき、財務部管財課、拝観課の金崎義真様にインタビューさせていただきました。普段、この「カメラから覗いた京都」のシリーズでは、私たちの大学からのアクセスの仕方や学生からの視点でのお寺紹介などをしていますが、今回は、有難いことに「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」様からのご紹介で、初めてお寺で実際に働いておられる方にインタビューをさせていただくことができました。私たちは事前に質問を用意し、それに対するご回答も準備いただいていましたが、現地で実際にお目にかかってお話を伺うと私たちの予想していたお寺のイメージが覆るようなお話も伺うことができました。事前の質問紙でのやりとりと、当日のインタビューでの対話の様子を二回に分けてお伝えできればと思います。

私たちは今回、仁和寺で働いておられる方が、訪れてくる訪日外国人観光客と若い世代の日本人観光客に対して、どんな印象をもっておられるのかというテーマを事前に設定し、質問紙を準備し、ご回答いただきました。以下が、そのやりとりの内容です。

1. 訪日外国人観光客を対応する際に、心がけていることは何か。また、逆に対応する際に大変だと思うことは何か。

言葉の壁

2. 訪日外国人のマナーについて。外国人観光客は、マナーが良くないとよく耳にするが、実際はどうなのか。

(現場スタッフの方からの意見)確かに外国の方のマナー違反は多く見かけるが、異文化コミュニケーションと思っているため、あまりマナーが悪いとは感じない。むしろ、少ないとはいえ日本人のマナー違反の方が悪目立ちして気になる。また、外国人のお客様に注意喚起を行うと素直に直して誤ってくださる方が多いと感じる。そのため、基本的なマナーや拝観方法など示すものがあれば親切かと思う。


3. 観光としてお寺に訪れる人に対して何か思うところがあるのか。

お寺の本来の目的とは違う形で成り立っていること。お寺であり、京都の観光資源であること。

4. 若い世代の日本人観光客が訪れることに対してどのように思うか。今現在、インスタグラムというSNSに写真を載せることが流行になっているが、そのためにお寺などで自撮りをしたりすることなどに対して、また若い世代のそういった行動に対してどのように思うのか。

拡散そのものは、悪くないと考える。SNSへの発信には撮影や素材の購入が伴うが、撮影マナーが悪かったり、撮影禁止エリアで撮影したり、写真だけを目的に素材を購入し、捨てる方など、マナーやルールを守らない方が問題になっているのであれば、はじめから当該者がルールとマナーも守ることを条件に撮影許可や販売を行えば良い。マナーやルールを設定しないことに問題があると考える。

5.私たち学生や若い世代が、お寺に訪れるうえで、これは、知っておかなければいけないというような基礎的な知識はなにか。(例えば、お寺の歴史、宗派についてなど)

お寺を構成する要素に、宗教(教義・理念・概念)が根本にあり、そこから、教典、建物、庭園、宝物、文書などなどの文化財史料を多く有している。それらは歴史的事実を裏付ける史料や、時代に応じた技術が用いられている宝庫であること。日本のアイデンティティが詰まったものともいえる。
よって、現代に於いて、宗教離れと云われているが、実は、身近に宗教を感じられるものがあふれていることに気が付いて欲しい。希望的観測ですが、そうなれば、お寺の教義や理念に敬意をはらいつつ、歴史や時代背景を考察し、現代社会に於いて、過去と現在の比較対象を寺院から得る事によって、教義や理念を再認識いただき、教義の布教に繋げたい。

私たちが、訪問する前には、上記のように、訪日外国人観光客と若い世代の日本人観光客への印象やマナー問題を中心に話を伺いたいと考えましたが、実際に金崎さんにお目にかかってお話を伺うなかで、滅多に聞くことができないような仁和寺の運営管理についてのお話も聞くことができました。次回はその点について、金崎様が、財産管理の視点から行われてきたことなどをお伝えします。乞うご期待。

  • 静かで穏やかな時間が流れていました
  • 仁和寺の正門を入ったところでハイ・ポーズ
  • 拝観課の大石様からも説明を受けました

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