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2017/10/03 00:00:00 国際学会発表報告(UCEC2017)/ 齋藤祐史(サービス・リーダーシップ研究会会長・国際教養学科4年) Conference Presentation at the UCEC 2017/ Yushi SAITO(DGA)

  • Category学生紹介
  • Posted by国際教養学科生
The following report was provided by Yushi SAITO, senior student of DGA. He made a presentation, "Service Leadership Workshop: To be a Future Leader serving Local Community and Global Society", in front of a large international audience at the UCEC2017(University-Community Engagement Conference) on SEP 24-26 with two other DGA students and Assistant Professor of DGA, Dr. Wakako MANTANI.

<UCEC(大学-地域社会連携会議)発表報告> 
齊藤祐史 国際教養学科4年


  2017年9月24-26日、京都外国語大学にて行われたUCEC2017(University-Community Engagement Conference、第5回 大学-地域社会連携会議)に学生として参加しました。今回、国際教養学科 萬谷和歌子先生とサービス・リーダーシップ研究会メンバー(国際教養学科1年、谷実結、重久佳世)とともに英語での発表"Service Leadership Workshop: To be a Future Leader serving Local Community and Global Society"を行いましたので、下記報告いたします。

  UCEC2017は今回、日本国内で初開催となり、京都外国語大学の新4号館にて、8ヶ国・56名の教員・学生らがコミュニティエンゲージメント(地域社会との連携・協働)を主テーマに30分の事例発表を行いました。

  私たちは現在サービス・リーダーシップ研究会で進行中の「Beyond "Food Barrier"」プロジェクトを中心に、これまでの京都におけるムスリム対応の食事や礼拝室に関する調査結果、イスラーム教徒対象の食と礼拝堂に関するデータをもとに仮説を立て、食のバリアフリーを目指す解決策を提示し、現在行っている活動や成果、今後の目標に関してスライドを用いて英語による発表を行いました。

  国際会議への参加と英語による発表は今回初めてでしたので、萬谷先生より要旨の書き方、学会発表のルール、マナー、スライドの作り方、質疑応答の仕方などを教えてもらい、学生3名で役割分担をして発表をしました。スライドは最初、前回観光コンテストに参加した時のものをそのまま英語に訳していたのですが、学術発表ではデータや調査結果を根拠として示し、動機、問題の背景や課題、問題の解決策、結果、今後の課題、参考文献を示して、全て論理的な内容構成にするよう萬谷先生から指摘がありましたので、3人でスライドを一から作り直し、分野外の方々にも理解できるようなグラフや表、写真、地図(京都のハラル対応レストラン、祈祷室)を盛り込み、発表準備を行いました。要旨の作成では、英作文とは違う学術的な英語を使用する難しさと、発表準備では分かりやすく伝えるための英語の話し方の難しさを学びましたが、専門分野外の聞き手にも視覚的に主旨を理解してもらえるような発表の方法が分かり、グラフや図表を効果的に使って発表する技術が身についたと感じています。萬谷先生には、宗教の話は時にデリケートな問題なので、英語表現が無意識に差別的にならないよう、使用する語彙と内容に関してはpolitical correctnessを意識するようにアドバイスをもらい、事前に発表スライドと口頭発表の文章、発表練習をチェックしてもらいました。

  質疑応答の際には、「連携している企業から具体的にどのようなサポートを受けているのか」「企業(プレマ株式会社)の代表がこの学生プロジェクトのどのような点に賛同したのか」等の質問を受け、回答したのち、「研究会内の調査だけで終わるのではなく、学外の企業との連携で社会貢献・地域貢献を目指していること」「クウェート留学時にお世話になったムスリムの方々への恩返しとしてこの研究会を立ち上げ、フードバリアフリーを目指す取り組みを実施していること」に対して高く評価していただくコメントをいただきました。他には「日本での食文化で困った経験」「北海道を訪問した際のムスリム対応」「ハラル対応はお金のかかるハラル認証でなくても、ほんの少しの心掛け(成分表示等)で対応が可能であること」等のコメントも頂戴しました。

  私たちのセッションの参加者はマレーシア、パキスタン、フィリピン、インド等、アジア系の研究者や大学の先生方約20名ほどで、大変緊張しましたが無事発表ができ、ほっとしました。またムスリムの方々が多く、今回プロジェクトに関して初めてムスリムの方々に対し説明をしましたが、プロジェクト自体に対しても高い評価を頂き、高い関心を持って頂きましたので、今後の活動のモチベーションにもなりました。

  マレーシア科学大学のプロフェッサー ダトゥック ドクター アスマ イスマイルUSM学長先生からは直接セッション中にもコメントをいただき、その後の懇親会でも「私たちのことを考えて、食事環境を整えるプロジェクトをしてくれていて非常に嬉しく思います。発表内容もスライドもデータやグラフを使用するなど、大変わかりやすく素晴らしかったです。キャンパスを飛び出して実際に行動している点も高く評価します。これからも頑張って下さい。」と励ましのお言葉もかけていただきました。発表開始時、自己紹介と発表内容を簡潔にクウェート留学で培ったアラビア語で説明したことに対しては、発表後にパキスタンの研究者の方から「私もムスリムなのでパキスタンでアラビア語を勉強したことがあり、とても嬉しかった」と言って頂き、私もとても嬉しく思いました。

  今回一緒に発表した国際教養学科1年次生 谷実結、重久佳世も英語の発表にも関わらず大変落ち着いていて、彼女たちの分担で作成した英語のスライドも大変わかりやすく感心しました。1年生のうちからこのような英語の国際学会発表をしておくことは大変良い経験だと思いますし、今後留学する際にも役立つスキルになると思いました。私自身も学生のうちにこのような大きな国際学会に参加できたことは非常に刺激になり、学ぶことが沢山ありました。また懇親会やティータイムでは京都外大松田学長先生や熊谷副学長先生とも有意義な討論ができました。

  今回このような機会を頂きましたことに対し、主催の京都外国語大学、セッション司会者の京都外国語大学 ジェフ・バーグランド先生、今回の参加をサポートして下さいました国際教養学科 萬谷和歌子先生、企業連携をしていただいているプレマ株式会社の皆様に対して、心より感謝申し上げます。英語で食からの相互理解について発信できたことに加え、私たちが行っているプロジェクトの対象となるイスラーム教徒の方々から実際にご意見を頂くことができ、大変貴重な経験になりました。今後もこの活動を通して、食の問題への解決や訪日ムスリムの方々へのサポート等、地域貢献と社会貢献をしていく所存です。引き続き研究会・プロジェクト活動へのご支援をよろしくお願い申し上げます。

サービス・リーダーシップ研究会会長 齊藤祐史
(国際教養学科4年次生・
2015-16年クウェート政府奨学生・
旅行会社内定)


関連リンク
UCEC2017(University-Community Engagement Conference、第5回 大学-地域社会連携会議)
http://ucec2017.kufs.ac.jp/

京都外国語大学HP 「国内初 UCEC2017を開催」
https://www.kufs.ac.jp/news/detail.html?id=Kk6h286B
  • 左から国際教養学科1年 重久佳世、谷実結、4年 齋藤祐史
  • マレーシア科学大学のプロフェッサー ダトゥック ドクター アスマ イスマイルUSM学長先生(左から4番目)や学会参加者(マレーシア、フィリピン、インド、パキスタン)と一緒に。発表後の討論でも有意義なコメントや質問を沢山頂戴しました。
  • UCEC参加証明書

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