2024/07/07 19:20:00 佐々木正明先生講演会のご報告
イベント
英米語学科・キャリア英語科
7月1日(月)5講時にR221にて、元産経新聞モスクワ支局長、大和大学教授の佐々木正明先生の講演会が開催されました。講演の論題は、「『With プーチン』時代をどのように生きるか」。当日は200人余りの学生および教職員が佐々木先生のお話に聞き入りました。
佐々木先生は、大和大学で教鞭をとる傍ら、新聞記者としての経験を活かしてフリーランスのジャーナリストとしても活躍されています。ジャーナリストの役割は、現場に行って、実際に話を聞くこととお考えの佐々木先生は、2023年3月にウクライナを訪問し、戦時下にあるウクライナを取材されています。
講演会ではその際に行った市民へのインタビュー動画や写真が多く紹介されました。
- 空襲警報が鳴り響く中でも、平然と街を歩く首都キーウの市民の姿。
- キーウ郊外にミサイルが着弾したその日に、戦争に屈することなくウクライナ国民歌劇場で開催されたバレエの公演。
- 激戦地となったマリウポリの支援センターで、心理的ダメージによって表情を失ってしまった子どもがケアを受ける姿。
- 自らがけがを負った際に自分で止血をするための訓練を受ける市民の様子。
- 兵士が隠れるための迷彩コートを作る女性たち。
どれもが私たちの日常とはあまりにかけ離れたものでありながら、ウクライナで現実に起こっていることです。外国語を武器に現地を訪れた佐々木先生がいなければ、私たちが知ることができないものばかりでした。
講演の後、学生との質疑応答もありましたが、ここでは学生がコメント用紙に記入した感想の一部を紹介します。
「外国語を知っているからこそ世界のリアルを見ることができるのだと思いました。ウクライナのニュースは本当に良く見ますが、そこに住む人々の思いや表情まで細かくは知りませんでした。…(中略)…SNSを通して知る、SNSを通して情報交換をするのではなく、言語という自らの武器を発揮しないといけないと強く感じました。」
「日本がいかに平和で安全な国であるかを改めて実感しました。私たち日本人が平和に暮らしている中、世界では戦争が行われている現状がジャーナリストとして取材されている動画からリアルに伝わってきました。『外国語の習得は日本にいれば、見ることができない世界を見通すことが可能になる』という佐々木先生の言葉に心を打たれました。外国語を学ぶことで、自分自身の価値観を広げられるチャンスを得ることができると思いました。」
「外国語を学んでいる身として、言語は様々な世界を広げるために重要なものであると思います。私も旅行が好きで、長期休みにはよく旅行に行きます。匂いはその地でしか感じられないことだと思うので、記憶に残すことが大切だと改めて感じました。世界を広げ、新たな出会いのためにも複数の言語を学び続けていきたいと思います。本当にありがとうございました。」
佐々木先生の熱い語り口のおかげもあり、学生たちは、"PAX MUNDI PER LINGUAS"(言語を通して世界の平和を)という建学の精神の下、キャンパス内外で学びを深めることの意義をそれぞれに感じてくれたことと思います。
佐々木先生は、大和大学で教鞭をとる傍ら、新聞記者としての経験を活かしてフリーランスのジャーナリストとしても活躍されています。ジャーナリストの役割は、現場に行って、実際に話を聞くこととお考えの佐々木先生は、2023年3月にウクライナを訪問し、戦時下にあるウクライナを取材されています。
講演会ではその際に行った市民へのインタビュー動画や写真が多く紹介されました。
- 空襲警報が鳴り響く中でも、平然と街を歩く首都キーウの市民の姿。
- キーウ郊外にミサイルが着弾したその日に、戦争に屈することなくウクライナ国民歌劇場で開催されたバレエの公演。
- 激戦地となったマリウポリの支援センターで、心理的ダメージによって表情を失ってしまった子どもがケアを受ける姿。
- 自らがけがを負った際に自分で止血をするための訓練を受ける市民の様子。
- 兵士が隠れるための迷彩コートを作る女性たち。
どれもが私たちの日常とはあまりにかけ離れたものでありながら、ウクライナで現実に起こっていることです。外国語を武器に現地を訪れた佐々木先生がいなければ、私たちが知ることができないものばかりでした。
講演の後、学生との質疑応答もありましたが、ここでは学生がコメント用紙に記入した感想の一部を紹介します。
「外国語を知っているからこそ世界のリアルを見ることができるのだと思いました。ウクライナのニュースは本当に良く見ますが、そこに住む人々の思いや表情まで細かくは知りませんでした。…(中略)…SNSを通して知る、SNSを通して情報交換をするのではなく、言語という自らの武器を発揮しないといけないと強く感じました。」
「日本がいかに平和で安全な国であるかを改めて実感しました。私たち日本人が平和に暮らしている中、世界では戦争が行われている現状がジャーナリストとして取材されている動画からリアルに伝わってきました。『外国語の習得は日本にいれば、見ることができない世界を見通すことが可能になる』という佐々木先生の言葉に心を打たれました。外国語を学ぶことで、自分自身の価値観を広げられるチャンスを得ることができると思いました。」
「外国語を学んでいる身として、言語は様々な世界を広げるために重要なものであると思います。私も旅行が好きで、長期休みにはよく旅行に行きます。匂いはその地でしか感じられないことだと思うので、記憶に残すことが大切だと改めて感じました。世界を広げ、新たな出会いのためにも複数の言語を学び続けていきたいと思います。本当にありがとうございました。」
佐々木先生の熱い語り口のおかげもあり、学生たちは、"PAX MUNDI PER LINGUAS"(言語を通して世界の平和を)という建学の精神の下、キャンパス内外で学びを深めることの意義をそれぞれに感じてくれたことと思います。