2023/01/05 10:00:00 12月7日 人権をテーマにしたブックトーク(図書館主催)が行われました
学生ニュース
英米語学科
12月7日(水)に、本学図書館主催のブックトークがありました。12月4日から10日の人権週間に合わせ、「共生:人種問題・国際紛争・平和」をテーマに、
・英米語学科3年 山内明日花さん
・英米語学科4年 森部邦昭さん
・本学非常勤講師 宗田勝也先生
が、お薦めの本の紹介を紹介してくださいました。
山内明日花さん(英米語学科3年)
お薦めの本
『世界でいちばん観られている旅』(NAS DAILY著)世界中を旅し、目にしたもの感じたことを1分間の動画に納めるNAS DAILY。 彼らの素晴らしい旅のストーリーをまとめた一冊。
『かならずお返事書くからね』 (ケイトリン・アリフィレンカ & マーティン・ギャンダ著)アメリカに住む少女ケイトリンとジンバブエの少年マーティンが交わした文通のやりとり。実話。お互いに出会った事で、2人の人生は大きく変わっていく。
本人コメント
「私はジンバブエの女性や子供を支援する団体、ZIENZELE を広める事を目標に、KUFS Zienzele Projectという活動をしています。今回のブックトークのテーマとジンバブエを交えつつ、当日はお話をさせていただきました。そして私が選んだ2つの本から、平和へのアイデアとして「許しあう事」「他の国に住む人々と交流し、楽しい!という気持ちを大切にすること」を提案しました。
特に「楽しい!」と言う気持ちは、外大生の皆さんは日頃感じているのではないでしょうか。私自身、ジンバブエの大学生とアプリを使って交流しているのですが、文化や暮らしは違えど、同じような学生トークや話題で盛り上がるその時間は、本当に楽しくてしょうがないのです。そのとっても純粋な気持ちは、どんなことでも乗り越えることができる、大きなパワーを持っていると考えます。そしてその力が、人種問題、国際紛争等の悲しい問題解決に動く、アクションへの一歩に繋がるはずです。また、私たちはスマートフォンやパソコンを自由に使い、どんなに遠くに住む友達だって作れてしまいます。行けない国は無いし、出会えない人もいません。良い可能性が溢れているのに、通り過ぎてしまって気づかないのはもったいないです。どうか皆さんが様々な言語や機能を用いて、色んな人に出会って生まれる笑顔や、優しい感情を大切にできますよう願っています。」
森部邦昭さん(英米語学科4年)
お薦めの本
『子どもたちの階級闘争:ブロークン・ブリテンの無料託児所から 』(ブレディみかこ著)
『未来をつくる言葉:わかりあえなさをつなぐために 』(ドミニク・チェン著)
本人コメント
「「見えないものを観る」ことの重要性を、2冊の本をもとにお話させていただきました。英国の底辺託児所で働く日本人著者がみてきた階級がもたらす人間模様、わかり合えない理由を翻訳で紐解いてきた日英仏トリリンガル著者の知見、どちらの内容もコミュニケーションの真髄に迫るものでした。自分自身の関心の幅を広げたり興味を深めたりする中で、まずは「見えないものを観ようとする」ことから始めたいと考えさせられました。」
宗田勝也先生(本学非常勤講師)
京都三条ラジオカフェ「難民ナウ!」代表、日本UNHCR-NGOs評議会メンバー
お薦めの本
『緒方貞子 ― 難民支援の現場から』(東野真著)
『誰もが難民になりうる時代に』(宗田勝也著)
*元UNHCR(元国連難民高等弁務官)緒方貞子さんご推薦
本人コメント
「「難民になってまで生きていたくない―」。東北で被災された方はなぜ、そのように言ったのでしょうか。私たちは、「難民」という言葉にどのような意味合いを込めているのでしょうか。「かわいそう な難民」という捉え方が、「憐れみを受けて生をつなぎとめている存在」と読み換えられているがゆえに、冒頭の言葉に結び付いたのではないか、共生のためには、何気なく用いている言葉、枠組みを見つめる必要があるのではないでしょうか。」
*宗田勝也先生は本学で「ボランティア活動論」の授業を担当されています。人権やボランティアに関心ある人は、関連ブログもぜひご覧ください。
宗田先生関連の本学ブログ記事:
観光学科ブログ:国際ボランティア学会について
じんけんブログ 「遠くの人権」なら踏みにじられてもいいのだろうか?
・英米語学科3年 山内明日花さん
・英米語学科4年 森部邦昭さん
・本学非常勤講師 宗田勝也先生
が、お薦めの本の紹介を紹介してくださいました。
山内明日花さん(英米語学科3年)
お薦めの本
『世界でいちばん観られている旅』(NAS DAILY著)世界中を旅し、目にしたもの感じたことを1分間の動画に納めるNAS DAILY。 彼らの素晴らしい旅のストーリーをまとめた一冊。
『かならずお返事書くからね』 (ケイトリン・アリフィレンカ & マーティン・ギャンダ著)アメリカに住む少女ケイトリンとジンバブエの少年マーティンが交わした文通のやりとり。実話。お互いに出会った事で、2人の人生は大きく変わっていく。
本人コメント
「私はジンバブエの女性や子供を支援する団体、ZIENZELE を広める事を目標に、KUFS Zienzele Projectという活動をしています。今回のブックトークのテーマとジンバブエを交えつつ、当日はお話をさせていただきました。そして私が選んだ2つの本から、平和へのアイデアとして「許しあう事」「他の国に住む人々と交流し、楽しい!という気持ちを大切にすること」を提案しました。
特に「楽しい!」と言う気持ちは、外大生の皆さんは日頃感じているのではないでしょうか。私自身、ジンバブエの大学生とアプリを使って交流しているのですが、文化や暮らしは違えど、同じような学生トークや話題で盛り上がるその時間は、本当に楽しくてしょうがないのです。そのとっても純粋な気持ちは、どんなことでも乗り越えることができる、大きなパワーを持っていると考えます。そしてその力が、人種問題、国際紛争等の悲しい問題解決に動く、アクションへの一歩に繋がるはずです。また、私たちはスマートフォンやパソコンを自由に使い、どんなに遠くに住む友達だって作れてしまいます。行けない国は無いし、出会えない人もいません。良い可能性が溢れているのに、通り過ぎてしまって気づかないのはもったいないです。どうか皆さんが様々な言語や機能を用いて、色んな人に出会って生まれる笑顔や、優しい感情を大切にできますよう願っています。」
森部邦昭さん(英米語学科4年)
お薦めの本
『子どもたちの階級闘争:ブロークン・ブリテンの無料託児所から 』(ブレディみかこ著)
『未来をつくる言葉:わかりあえなさをつなぐために 』(ドミニク・チェン著)
本人コメント
「「見えないものを観る」ことの重要性を、2冊の本をもとにお話させていただきました。英国の底辺託児所で働く日本人著者がみてきた階級がもたらす人間模様、わかり合えない理由を翻訳で紐解いてきた日英仏トリリンガル著者の知見、どちらの内容もコミュニケーションの真髄に迫るものでした。自分自身の関心の幅を広げたり興味を深めたりする中で、まずは「見えないものを観ようとする」ことから始めたいと考えさせられました。」
宗田勝也先生(本学非常勤講師)
京都三条ラジオカフェ「難民ナウ!」代表、日本UNHCR-NGOs評議会メンバー
お薦めの本
『緒方貞子 ― 難民支援の現場から』(東野真著)
『誰もが難民になりうる時代に』(宗田勝也著)
*元UNHCR(元国連難民高等弁務官)緒方貞子さんご推薦
本人コメント
「「難民になってまで生きていたくない―」。東北で被災された方はなぜ、そのように言ったのでしょうか。私たちは、「難民」という言葉にどのような意味合いを込めているのでしょうか。「かわいそう な難民」という捉え方が、「憐れみを受けて生をつなぎとめている存在」と読み換えられているがゆえに、冒頭の言葉に結び付いたのではないか、共生のためには、何気なく用いている言葉、枠組みを見つめる必要があるのではないでしょうか。」
*宗田勝也先生は本学で「ボランティア活動論」の授業を担当されています。人権やボランティアに関心ある人は、関連ブログもぜひご覧ください。
宗田先生関連の本学ブログ記事:
観光学科ブログ:国際ボランティア学会について
じんけんブログ 「遠くの人権」なら踏みにじられてもいいのだろうか?