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京都外国語大学英米語学科 RSS

2022/02/23 12:10:00 Marvel版 ULTRAMAN「光の巨人」研究ー序論ー

  • Category教員ニュース
  • Posted by英米語学科
英米語学科ブログの「教員ニュース」では、教員に関するまたは教員発信の情報を紹介します。「教員ニュース」第4号は、言語学研究者の藤本幸治先生から最近の研究についての投稿です。

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藤本幸治先生(英米語学科 教授)
言語研究の傍ら、「言語と文化は表裏一体」をコンセプトに、スーパーヒーローを媒体とした異文化研究の新たなアプローチに挑戦中。本学科ブログでは過去に、MLBの大谷翔平選手をヒーロー研究の視点から捉えたインタビュー記事を紹介しています。


Marvel版 ULTRAMAN「光の巨人」研究ー序論ー
 1966年、M78星雲からの使者が地球に降り立ちました。テレビでの最高視聴率42.8%を記録し、日本を代表する特撮エンターテインメント作品としての地位を確立した「光の巨人」を研究することが最近の私の関心と興味の中心です。ウルトラマンと名付けられたこの宇宙人の55年の歴史は、まさに紆余曲折を経た物語です。日本では支持されてきたウルトラマンですが、海外ではなかなか認知されず、興味を持ってもらうことができませんでした。海外でのロケや製作にも取り組んできました。しかし、どれも成功したとは言い難いのです。
 そして今、ウルトラマン生誕55周年となった2021年に新たな挑戦が始まりました。アメリカにおいて、この日本のスーパーヒーローが、今やグラフィックノベルとして認知されているアメコミ市場で新たな挑戦と活躍を始めたのです。新天地での彼の新たな冒険には、どのような面白さが隠されているのでしょうか。ヒーローが活躍する場所では、その場所に暮らす人々の思想やその社会や国の事情が織り込まれているのが常です。アメコミ版ウルトラマンにそれが読み取れます。彼の新たな活躍とその背景を解き明かすことで、日米の異文化コミュニケーション研究に貢献できるのではないかと考えています。


[藤本先生:過去のヒーロー研究例]

  • 論文:「ピーターパーカーは何故ニューヨークに住んでいるのか?-日米間における文化心理学的考察に基づくスパイダーマン研究序論ー」『Studies in English Language and Literature』(2015)

  • 論文:「ブルース・ウェインの贖罪と自己救済ーNorlan は闇の騎士に光を与えることができたのかー」『COSMICA』(2013)

  • 論文:「アメリカン・コミックヒーローに垣間見る自己投射原理-人々は何故スーパー・ヒーローを必要とするのか-」『COSMICA』(2008)

  • Marvelコミックス版ウルトラマン

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