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京都外国語大学英米語学科 RSS

2021/12/21 09:20:00 PCC カンボジア オンライン交流会

  • Category学生ニュース
  • Posted by英米語学科
英米語学科ブログ「学生ニュース」では、英語学習や国際理解などの分野で活躍する英米語学科の学生たちを紹介しています。「学生ニュース」第9号は、PCC(Picture Books for Cambodian Children )サークルの英米語学科2年寒川紫月さんより、先日行われた「カンボジア オンライン 交流会」の報告です。

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こんにちは! 
ជម្រាបសួរ!(チョムリアップ スォ:初めまして!)

英米語学科 2年次生の寒川紫月です。今回、11月20日(土)に開催された「カンボジア オンライン 交流会」についてご紹介いたします。

突然ですが、皆さん本学のサークル Picture Books for Cambodian Children 通称 「PCC」をご存知でしょうか。

私が所属するこのサークルは、カンボジアの子どもたちのために絵本を作成し、それを届け、読み聞かせを行う活動をしています。それぞれの絵本には、子どもたちに伝えたいメッセージが込められており、一つ一つ丁寧に作業を行っています。そのメッセージをもとに出来上がった物語を、日本語・英語・クメール語の3か国語入りで作り、子どもたちの世界が広がるように工夫を施しています。

毎年カンボジアを訪れ、孤児院や小学校に絵本を届けに行っているのですが、今年はコロナ禍ということもあり、オンラインにてリトルエンジェル孤児院の皆さんと交流会を開催いたしました!!

今回作成した絵本は、「思いやりと助け合いの大切さ」をテーマに、日本の伝統工芸品である、まげわっぱ(木製のお弁当箱)と9つの個性あるおかずたちとの冒険物語。題名は『おかずたちのにじいろのたび』。夏休み前から絵本作りに取り掛かり、交流会を通して全員が「楽しい!」「ワクワクする!」と思える絵本になるように、たくさん内容を考えました。その結果、絵本の読み聞かせだけでなく、バラエティ豊かな企画でいっぱいの交流会になりました。

当日は、緊張と楽しみが混じりながら中継がスタート。とっても可愛いカンボジアの子どもたちが出迎えてくれました。まず学校紹介では、カンボジアの孤児院の様子を見ることができ、犬や猫が自由に歩いていたり、スバエク(カンボジアの美しい伝統工芸品)を製作している様子が見えたりと、まるで現地に行っているような気分になりました。続いてクイズ企画では、日本ならではの琴や折り紙を、◯Xクイズにて紹介!そして、みんなで絵描き歌に合わせてドラえもんを書きました。

その後はいよいよ、読み聞かせの時間♬  絵本を手渡された子ども達は、好奇心やワクワクしている目を見せてくれました。その光景は今でも忘れられないほど本当に嬉しかったです。読み聞かせを私たちは日本語で、そこから現地の先生にクメール語で訳していただきました。絵本の最後には、「私の!僕の!オリジナルお弁当を作ろう!」というページを作成。まげわっぱのイラストに、絵本の登場人物をペタペタと自由に貼り付けてもらいました。

このほか質問コーナーでは、質問を通してお互いに知っていくことが出来ました。交流会の終盤には、なんと! 子ども達から歌のプレゼントが! この心のこもったプレゼントにPCC一同感激し、この活動をする楽しさややりがいを感じました。

交流会は、言語や育ってきた環境の違いに関係なく、カンボジアの子どもたちと私たちが「個性と魅力を発揮して、虹色に輝きながら旅をしている」ー まさにそのようなイベントとなりました!

このご時世だからこそ、現地に行けなくても、新たな試みとして、「挑戦したい!」「ボランティアをしたい!」という想いで始まった交流会。また、私たちから子ども達に「なにかをしすぎる」のではなく、お互いが思いやりの気持ちを持って理解し合い、学び合える、キラキラした時間に。

ここで得た子ども達との繋がりとボランティアの楽しさを胸に、今後ともPCCは積極的にボランティア活動をしてまいります!そして、カンボジアの子ども達や日本、世界に貢献できますよう励んでいきたいです。いつか子どもたちの笑顔を直接拝見できることを楽しみにしています!! :)

こちらのブログを読んで、PCCに興味を持ってくださった方は、PCCのInstagram (@kufs.pcc)で活動や今回の交流会の様子をチェックしてみてください☆

最後になりましたが、今回ご協力くださいました、京都南ロータリークラブ様、近畿日本ツーリスト様、現地スタッフの皆様や横山国際部長、キャリアセンターの西原様、本当にありがとうございました。

それでは、最後はクメール語で。
អរគុណ!(オークン!:ありがとう)
លាហើយ!(リア アウイ〜!:またね〜!/ さようなら!)


  • リトルエンジェル孤児院の子どもたちとPCCメンバー
  • 絵本を手に喜ぶ子どもたち
  • 絵本の読み聞かせをするPCCメンバー

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