学生ニュース
2023/05/09 10:00:00 PCC カンボジア・スタディーツアー
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- 英米語学科
こんにちは! 英米語学科3年次生の林梨来です。本学のサークルPCC(Picture Books for Cambodian Children)に所属しています。 今回は、今年の2月にPCCのメンバーが行ったカンボジアスタディーツアーについてご紹介いたします。
突然ですが、皆さんはPCCをご存じでしょうか。 PCCでは、カンボジアの子供たちのために絵本を作成し、現地に届け、読み聞かせを行う活動をしています。部員が考えた物語を英語とクメール語に翻訳し、気持ちを込めて作業しています。コロナ禍でのPCCの活動を、以前にブログで紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
では、前述にもありましたように今回は、今年の2月に行われたPCCとしては3年ぶりのカンボジアへのスタディーツアーについて、ご報告いたします。
コロナの蔓延が落ち着いてきたので、渡航を決定し、PCCメンバーの濱田未優(グローバルスタディーズ学科3年)と中山智恵(グローバルスタディーズ学科4年)がサークルを代表し、カンボジアへ絵本を届けに行ってまいりました。 2月10日から15日の6日間、カンボジアのシュムリアップという地域でのスタディーツアーです。
渡航前には、絵本を作るほか、プレゼントやゲームなどの企画も行いました。 今回の絵本のテーマは、海洋プラスチックの問題です。ペットボトルを主人公とし、プラスチックと人間がどのような影響を及ぼしているのかを学んでもらおうとストーリーを考えました。 実際、カンボジアでは、ゴミのポイ捨てが当たり前になっており、この問題について子どもたちにも考えてもらうきっかけになったと思います。
今回のスタディーツアーでは、観光もしつつ、全4施設を訪問しました。 2月10日の夜に到着し、11日にはアンコールワット、アンコールトム、バイヨンなど様々な遺跡を見に行きました。 ここでは、カンボジアの心が痛くなるような歴史も学びました。
12日は、リトルエンジェル孤児院に絵本を届けに行きました。 1年前にオンラインで交流会を行った孤児院です。前回交流した子どもたちにも数人会うことができました。また、日曜日だったので近所の子どもたちも加わり、多くの子どもたちに絵本の読み聞かせをすることができました。
13日には、3校の小学校を訪問しました。 子どもたちは元気いっぱいで、楽しそうに読み聞かせを聞いてくれて、私たちも元気をもらいました。
14日は日本人の方が建てられた農村部の小学校(マンゴースクール)を訪問しました。 どんな環境でも一生懸命元気に学んでいる現地の子どもたちの姿を見て、私たちも大学で学ぶ機会を無駄にしないよう、しっかりと勉学に励んでいきたいと思いました。
15日の朝に無事、日本に帰ってくることができました。今回の旅はあっという間で、カンボジアを去る際はとても寂しく、また戻ってきたいと強く感じるほど、とても楽しく学びのあるスタディーツアーでした。 PCCとしては3年ぶりに子どもたちに直接絵本を届けることができ、笑顔を見ることができたのはとても感慨深い思い出です。協力いただいた方々には大変感謝しています。
教育は子どもたちの未来を作る大切なものです。社会問題や多言語に触れてもらい、自分の将来について、そして自国のことについて考えてもらえるきっかけになれば幸いです。 これからも、教育が必要な子どもたちに絵本を届けられるように頑張っていきたいです。
突然ですが、皆さんはPCCをご存じでしょうか。 PCCでは、カンボジアの子供たちのために絵本を作成し、現地に届け、読み聞かせを行う活動をしています。部員が考えた物語を英語とクメール語に翻訳し、気持ちを込めて作業しています。コロナ禍でのPCCの活動を、以前にブログで紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
では、前述にもありましたように今回は、今年の2月に行われたPCCとしては3年ぶりのカンボジアへのスタディーツアーについて、ご報告いたします。
コロナの蔓延が落ち着いてきたので、渡航を決定し、PCCメンバーの濱田未優(グローバルスタディーズ学科3年)と中山智恵(グローバルスタディーズ学科4年)がサークルを代表し、カンボジアへ絵本を届けに行ってまいりました。 2月10日から15日の6日間、カンボジアのシュムリアップという地域でのスタディーツアーです。
渡航前には、絵本を作るほか、プレゼントやゲームなどの企画も行いました。 今回の絵本のテーマは、海洋プラスチックの問題です。ペットボトルを主人公とし、プラスチックと人間がどのような影響を及ぼしているのかを学んでもらおうとストーリーを考えました。 実際、カンボジアでは、ゴミのポイ捨てが当たり前になっており、この問題について子どもたちにも考えてもらうきっかけになったと思います。
今回のスタディーツアーでは、観光もしつつ、全4施設を訪問しました。 2月10日の夜に到着し、11日にはアンコールワット、アンコールトム、バイヨンなど様々な遺跡を見に行きました。 ここでは、カンボジアの心が痛くなるような歴史も学びました。
12日は、リトルエンジェル孤児院に絵本を届けに行きました。 1年前にオンラインで交流会を行った孤児院です。前回交流した子どもたちにも数人会うことができました。また、日曜日だったので近所の子どもたちも加わり、多くの子どもたちに絵本の読み聞かせをすることができました。
13日には、3校の小学校を訪問しました。 子どもたちは元気いっぱいで、楽しそうに読み聞かせを聞いてくれて、私たちも元気をもらいました。
14日は日本人の方が建てられた農村部の小学校(マンゴースクール)を訪問しました。 どんな環境でも一生懸命元気に学んでいる現地の子どもたちの姿を見て、私たちも大学で学ぶ機会を無駄にしないよう、しっかりと勉学に励んでいきたいと思いました。
15日の朝に無事、日本に帰ってくることができました。今回の旅はあっという間で、カンボジアを去る際はとても寂しく、また戻ってきたいと強く感じるほど、とても楽しく学びのあるスタディーツアーでした。 PCCとしては3年ぶりに子どもたちに直接絵本を届けることができ、笑顔を見ることができたのはとても感慨深い思い出です。協力いただいた方々には大変感謝しています。
教育は子どもたちの未来を作る大切なものです。社会問題や多言語に触れてもらい、自分の将来について、そして自国のことについて考えてもらえるきっかけになれば幸いです。 これからも、教育が必要な子どもたちに絵本を届けられるように頑張っていきたいです。
2023/04/19 09:00:00 「Ukyo Voices 2022」プロジェクト ウェブサイト公開!
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こんにちは!英米語学科4年次生の野村梨愛留です。今回は、右京区との地域連携プロジェクト「Ukyo Voices 2022」プロジェクトについてご紹介します。
これは右京区在住の方々にインタビューをし、その記事を掲載するウェブサイトを作成するプロジェクトです。右京区民の参加と協働によるまちづくりを推進する「2022右京区まちづくり支援制度」の助成を受けて、外国語学部英米語学科ラムスデン多夏子ゼミ(翻訳研究)の3年次生15人によって実施されました。大学が拠点とする右京区の魅力を国内外に広く発信することを目的としているため、ウェブサイトはすべて日本語と英語で作成しています。去年の4月から活動を開始し、約1年かけて完成したウェブサイトは今年の3月1日(水)から公開されています!
インタビュー記事は区民・団体から計10組掲載しています。学生自らインタビューを行い、日英で記事を作成し、2度のネイティブチェックを経て記事を書き上げました。私は、嵯峨で46年続くまゆ人形専門店「あだしのまゆ村」を取材しました。学生へのインタビューは行ったことがありますが、地域の方のお話を聞きに行くのは初めてだったので、インタビュー前はとても緊張していました。しかし、店主の蒲田幸子さんと息子の晃一さんが暖かく出迎えてくれ、楽しく取材を行うことができました。記事に入りきらないほどお店と嵯峨野・嵐山について語ってくださり、会話の節々から地域への愛を感じました。
また、ウェブサイト作成の他にも、助成金申請、機械翻訳セミナー開催、翻訳会社へのネイティブチェックの外注、ポスター発注まで、ウェブサイト公開までのすべての過程を学生が中心となって行いました。
ウェブサイト公開後も、3月1日(水)には「右京区まちづくり区民会議」に参加し、プロジェクトの発表を行いました。これは右京区内で様々な活動を行う団体・個人の交流を目的とした交流会です。今回は31団体が出展し、様々な活動を知ることができました。Ukyo Voices 2022プロジェクトにも「とても良いですね!」「こんなお店があるんですね」とたくさんの方が興味を持ってくださり、とても嬉しく思いました。参加している皆さんが、地域のために誇りと楽しさを持って活動していることを感じて、右京区のまちづくりを目指す一員として参加できたことが誇らしかったです。
ウェブサイト作成という大きなプロジェクトに、最初から最後まで携われたことはとても良い経験となりました。外部とのやりとりや資料作成など、不慣れなことも多く大変でした。しかし、ラムスデン多夏子先生の助けも借りつつ、チームメンバーと話し合いながら最後までやり遂げることができて、とてもやりがいを感じています。私たちが実際に足を運び伺ったお話を、写真とともに掲載しています。右京区の魅力がたくさん詰まったウェブサイトです。右京区がもっと好きになること間違いなしです。ぜひご覧ください!!
Ukyo Voices 2022 ウェブサイト http://ukyovoices.pya.jp/wordpress/
Ukyo Voices 2021年版 https://kyotogaidai.org/ukyoxkufs/
今回インタビューに応じてくださった右京区の皆さま、右京区役所地域力推進室の皆さま、通訳翻訳サービスを提供する株式会社インターグループ様、その他本事業にご協力いただきましたすべての方々に厚くお礼申し上げます。
これは右京区在住の方々にインタビューをし、その記事を掲載するウェブサイトを作成するプロジェクトです。右京区民の参加と協働によるまちづくりを推進する「2022右京区まちづくり支援制度」の助成を受けて、外国語学部英米語学科ラムスデン多夏子ゼミ(翻訳研究)の3年次生15人によって実施されました。大学が拠点とする右京区の魅力を国内外に広く発信することを目的としているため、ウェブサイトはすべて日本語と英語で作成しています。去年の4月から活動を開始し、約1年かけて完成したウェブサイトは今年の3月1日(水)から公開されています!
インタビュー記事は区民・団体から計10組掲載しています。学生自らインタビューを行い、日英で記事を作成し、2度のネイティブチェックを経て記事を書き上げました。私は、嵯峨で46年続くまゆ人形専門店「あだしのまゆ村」を取材しました。学生へのインタビューは行ったことがありますが、地域の方のお話を聞きに行くのは初めてだったので、インタビュー前はとても緊張していました。しかし、店主の蒲田幸子さんと息子の晃一さんが暖かく出迎えてくれ、楽しく取材を行うことができました。記事に入りきらないほどお店と嵯峨野・嵐山について語ってくださり、会話の節々から地域への愛を感じました。
また、ウェブサイト作成の他にも、助成金申請、機械翻訳セミナー開催、翻訳会社へのネイティブチェックの外注、ポスター発注まで、ウェブサイト公開までのすべての過程を学生が中心となって行いました。
ウェブサイト公開後も、3月1日(水)には「右京区まちづくり区民会議」に参加し、プロジェクトの発表を行いました。これは右京区内で様々な活動を行う団体・個人の交流を目的とした交流会です。今回は31団体が出展し、様々な活動を知ることができました。Ukyo Voices 2022プロジェクトにも「とても良いですね!」「こんなお店があるんですね」とたくさんの方が興味を持ってくださり、とても嬉しく思いました。参加している皆さんが、地域のために誇りと楽しさを持って活動していることを感じて、右京区のまちづくりを目指す一員として参加できたことが誇らしかったです。
ウェブサイト作成という大きなプロジェクトに、最初から最後まで携われたことはとても良い経験となりました。外部とのやりとりや資料作成など、不慣れなことも多く大変でした。しかし、ラムスデン多夏子先生の助けも借りつつ、チームメンバーと話し合いながら最後までやり遂げることができて、とてもやりがいを感じています。私たちが実際に足を運び伺ったお話を、写真とともに掲載しています。右京区の魅力がたくさん詰まったウェブサイトです。右京区がもっと好きになること間違いなしです。ぜひご覧ください!!
Ukyo Voices 2022 ウェブサイト http://ukyovoices.pya.jp/wordpress/
Ukyo Voices 2021年版 https://kyotogaidai.org/ukyoxkufs/
今回インタビューに応じてくださった右京区の皆さま、右京区役所地域力推進室の皆さま、通訳翻訳サービスを提供する株式会社インターグループ様、その他本事業にご協力いただきましたすべての方々に厚くお礼申し上げます。
2023/03/18 09:00:00 留学インタビュー(奥田希さん:米テキサス大学長期留学)
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今回の英米語学科ブログでは、2022年2月から12月までテキサス大学サンアントニオ校に長期派遣留学をした4年生(2022年度卒業生)の奥田希さんを紹介します。英米語学科2年生の前田琴音さんが、帰国前の奥田希(のぞみ)さんにオンラインでインタビューし、記事を執筆してくれました。
―まずは、留学前の奥田さんについて教えてください。京都外国語大学ではどんな学校生活を送っていましたか?
奥田: Kyoto Gaidai Habitat という発展途上国で家を建てるボランティアサークルに入っていました。その活動の一環としてカンボジアに行ったことがあります。国際協力に関心があり、国際問題を学ぶ前田佐保先生のゼミに所属しています。
―留学をしようと思ったきっかけは何ですか?
奥田: もともと英語が好きで、高校では英語コースに入りましたが、リーディングやライティングなどの机に向かってする勉強が中心で、スピーキングの力があまり伸びませんでした。これではだめだと思い、大学では留学をすることを目標にしました。
留学の主な目的は英語力の向上でしたが、色々な文化や価値観を知りたかったというのもあります。留学先のテキサス大学では、英語を集中的に勉強しましたが、クラスメートはヨーロッパや南米など国籍が様々で、ここを選んで良かったととても満足しています。
―留学先にテキサス大学アントニオ校を選ばれたのはなぜですか?
奥田: 元々は、派遣留学に応募して、オーストラリアの大学に行くことが決まっていました。それが、コロナの影響により延期となり、留学が再開となった1年後には大学を変更しなくてはならなくなりました。そこで、大学から送られてきた選択肢の中から、キャンパスが大きく、留学生の多いテキサス大学アントニオ校を選びました。一緒に勉学を頑張る仲間が作れそうだと思ったのが大きな理由です。ただ、留学に行く時期が延期になったので、もう一度大学が定めたIELTSのスコアを取らなければいけなくなり、留学のチャンスをまた逃さないように、勉強を頑張りました。
―では、留学生活について教えてください。
奥田: 最初は、履修のための色々な手続きが日本とは大きく違うので、とても戸惑いました。
授業には、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングがあり、それぞれレベル別に分かれていました。実際に授業を受けてみると、先生や学生の母国によって英語の発音が様々で、聞き取るのに苦労しました。課題にはエッセイが多く、時間もかかり大変でしたが、これでかなり鍛えられたと思います。
日本の大学の雰囲気とは違い、クラスメートは間違いを気にせず、先生に当てられなくても、とにかくなんでも自分から発言する人ばかりでした。それに影響され、私も発言の回数が増えた気がします。色々な文化や価値観を持つ人、また色々な世代の人がいるので、授業はとても活気がありました。
―授業以外での留学生活はいかがでしたか?
奥田 : 寮は2人部屋で、キッチンやトイレなどは他の人と共用でした。食事は、クラスメートと外食することもありましたが、主に大学の食堂で食べていました。買い物は、遠くまで行かなくてはならないので、バスを使うか、友達に頼んで車で一緒に行っていました。
留学中には、留学先でできた友達との楽しい思い出がたくさんできました。バスケットボールの試合を見に行ったり、お泊まり会をしたり、クリスマス前にクッキーを作ったり。何度か旅行にも行きました。カナダに留学中の友人と1週間のLA観光をして、ディズニーランドに行ったり大谷翔平を見たりもしました。日本から両親が来てくれてサンアントニオを案内したのもいい思い出です。
―帰国後にしようと思っていることはありますか?
奥田 : IELTSをもう一度受け、留学で自分のスコアがどれくらい上がったかを知りたいです。また、アメリカではあまり食べれなかった本場の日本食を思いっきり食べて味わいたいです。
―将来は何を目指していますか?
奥田 : 留学など、何か新しいことをしようとしている人のサポートができる仕事をしたいと考えています。これは、私自身が、コロナで留学が延期になり、すごく不安だった時があったからです。
―最後に、これからの留学を考えている外大生にメッセージをお願いします!
奥田: 外国の大学では、自分の意見を求められる機会が多いので、留学前に、自分の意見をちゃんと伝えられる練習をしておくことをお薦めします。また、自分の趣味を持っておくことも大切だと思います。趣味があり、他とは違う個性を持っている人は人気があり、友達を作る時にとても役立ちます。それから、どの授業も英語だけで進められるので、スピーキング力は、留学してからではなく、留学する前にもたくさん練習しておいた方がいいと思います。
留学をしたいと考えている人は、諦めないで挑戦して欲しいです!コロナ禍ということもありましたが、悩んでいる間になんとなく時間が過ぎていって、留学を諦めた人が多くいました。挑戦せずに諦めるのではなく、どうしようか迷っているなら、ぜひ挑戦してみてください!
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―まずは、留学前の奥田さんについて教えてください。京都外国語大学ではどんな学校生活を送っていましたか?
奥田: Kyoto Gaidai Habitat という発展途上国で家を建てるボランティアサークルに入っていました。その活動の一環としてカンボジアに行ったことがあります。国際協力に関心があり、国際問題を学ぶ前田佐保先生のゼミに所属しています。
―留学をしようと思ったきっかけは何ですか?
奥田: もともと英語が好きで、高校では英語コースに入りましたが、リーディングやライティングなどの机に向かってする勉強が中心で、スピーキングの力があまり伸びませんでした。これではだめだと思い、大学では留学をすることを目標にしました。
留学の主な目的は英語力の向上でしたが、色々な文化や価値観を知りたかったというのもあります。留学先のテキサス大学では、英語を集中的に勉強しましたが、クラスメートはヨーロッパや南米など国籍が様々で、ここを選んで良かったととても満足しています。
―留学先にテキサス大学アントニオ校を選ばれたのはなぜですか?
奥田: 元々は、派遣留学に応募して、オーストラリアの大学に行くことが決まっていました。それが、コロナの影響により延期となり、留学が再開となった1年後には大学を変更しなくてはならなくなりました。そこで、大学から送られてきた選択肢の中から、キャンパスが大きく、留学生の多いテキサス大学アントニオ校を選びました。一緒に勉学を頑張る仲間が作れそうだと思ったのが大きな理由です。ただ、留学に行く時期が延期になったので、もう一度大学が定めたIELTSのスコアを取らなければいけなくなり、留学のチャンスをまた逃さないように、勉強を頑張りました。
―では、留学生活について教えてください。
奥田: 最初は、履修のための色々な手続きが日本とは大きく違うので、とても戸惑いました。
授業には、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングがあり、それぞれレベル別に分かれていました。実際に授業を受けてみると、先生や学生の母国によって英語の発音が様々で、聞き取るのに苦労しました。課題にはエッセイが多く、時間もかかり大変でしたが、これでかなり鍛えられたと思います。
日本の大学の雰囲気とは違い、クラスメートは間違いを気にせず、先生に当てられなくても、とにかくなんでも自分から発言する人ばかりでした。それに影響され、私も発言の回数が増えた気がします。色々な文化や価値観を持つ人、また色々な世代の人がいるので、授業はとても活気がありました。
―授業以外での留学生活はいかがでしたか?
奥田 : 寮は2人部屋で、キッチンやトイレなどは他の人と共用でした。食事は、クラスメートと外食することもありましたが、主に大学の食堂で食べていました。買い物は、遠くまで行かなくてはならないので、バスを使うか、友達に頼んで車で一緒に行っていました。
留学中には、留学先でできた友達との楽しい思い出がたくさんできました。バスケットボールの試合を見に行ったり、お泊まり会をしたり、クリスマス前にクッキーを作ったり。何度か旅行にも行きました。カナダに留学中の友人と1週間のLA観光をして、ディズニーランドに行ったり大谷翔平を見たりもしました。日本から両親が来てくれてサンアントニオを案内したのもいい思い出です。
―帰国後にしようと思っていることはありますか?
奥田 : IELTSをもう一度受け、留学で自分のスコアがどれくらい上がったかを知りたいです。また、アメリカではあまり食べれなかった本場の日本食を思いっきり食べて味わいたいです。
―将来は何を目指していますか?
奥田 : 留学など、何か新しいことをしようとしている人のサポートができる仕事をしたいと考えています。これは、私自身が、コロナで留学が延期になり、すごく不安だった時があったからです。
―最後に、これからの留学を考えている外大生にメッセージをお願いします!
奥田: 外国の大学では、自分の意見を求められる機会が多いので、留学前に、自分の意見をちゃんと伝えられる練習をしておくことをお薦めします。また、自分の趣味を持っておくことも大切だと思います。趣味があり、他とは違う個性を持っている人は人気があり、友達を作る時にとても役立ちます。それから、どの授業も英語だけで進められるので、スピーキング力は、留学してからではなく、留学する前にもたくさん練習しておいた方がいいと思います。
留学をしたいと考えている人は、諦めないで挑戦して欲しいです!コロナ禍ということもありましたが、悩んでいる間になんとなく時間が過ぎていって、留学を諦めた人が多くいました。挑戦せずに諦めるのではなく、どうしようか迷っているなら、ぜひ挑戦してみてください!
2023/01/05 10:00:00 12月7日 人権をテーマにしたブックトーク(図書館主催)が行われました
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12月7日(水)に、本学図書館主催のブックトークがありました。12月4日から10日の人権週間に合わせ、「共生:人種問題・国際紛争・平和」をテーマに、
・英米語学科3年 山内明日花さん
・英米語学科4年 森部邦昭さん
・本学非常勤講師 宗田勝也先生
が、お薦めの本の紹介を紹介してくださいました。
山内明日花さん(英米語学科3年)
お薦めの本
『世界でいちばん観られている旅』(NAS DAILY著)世界中を旅し、目にしたもの感じたことを1分間の動画に納めるNAS DAILY。 彼らの素晴らしい旅のストーリーをまとめた一冊。
『かならずお返事書くからね』 (ケイトリン・アリフィレンカ & マーティン・ギャンダ著)アメリカに住む少女ケイトリンとジンバブエの少年マーティンが交わした文通のやりとり。実話。お互いに出会った事で、2人の人生は大きく変わっていく。
本人コメント
「私はジンバブエの女性や子供を支援する団体、ZIENZELE を広める事を目標に、KUFS Zienzele Projectという活動をしています。今回のブックトークのテーマとジンバブエを交えつつ、当日はお話をさせていただきました。そして私が選んだ2つの本から、平和へのアイデアとして「許しあう事」「他の国に住む人々と交流し、楽しい!という気持ちを大切にすること」を提案しました。
特に「楽しい!」と言う気持ちは、外大生の皆さんは日頃感じているのではないでしょうか。私自身、ジンバブエの大学生とアプリを使って交流しているのですが、文化や暮らしは違えど、同じような学生トークや話題で盛り上がるその時間は、本当に楽しくてしょうがないのです。そのとっても純粋な気持ちは、どんなことでも乗り越えることができる、大きなパワーを持っていると考えます。そしてその力が、人種問題、国際紛争等の悲しい問題解決に動く、アクションへの一歩に繋がるはずです。また、私たちはスマートフォンやパソコンを自由に使い、どんなに遠くに住む友達だって作れてしまいます。行けない国は無いし、出会えない人もいません。良い可能性が溢れているのに、通り過ぎてしまって気づかないのはもったいないです。どうか皆さんが様々な言語や機能を用いて、色んな人に出会って生まれる笑顔や、優しい感情を大切にできますよう願っています。」
森部邦昭さん(英米語学科4年)
お薦めの本
『子どもたちの階級闘争:ブロークン・ブリテンの無料託児所から 』(ブレディみかこ著)
『未来をつくる言葉:わかりあえなさをつなぐために 』(ドミニク・チェン著)
本人コメント
「「見えないものを観る」ことの重要性を、2冊の本をもとにお話させていただきました。英国の底辺託児所で働く日本人著者がみてきた階級がもたらす人間模様、わかり合えない理由を翻訳で紐解いてきた日英仏トリリンガル著者の知見、どちらの内容もコミュニケーションの真髄に迫るものでした。自分自身の関心の幅を広げたり興味を深めたりする中で、まずは「見えないものを観ようとする」ことから始めたいと考えさせられました。」
宗田勝也先生(本学非常勤講師)
京都三条ラジオカフェ「難民ナウ!」代表、日本UNHCR-NGOs評議会メンバー
お薦めの本
『緒方貞子 ― 難民支援の現場から』(東野真著)
『誰もが難民になりうる時代に』(宗田勝也著)
*元UNHCR(元国連難民高等弁務官)緒方貞子さんご推薦
本人コメント
「「難民になってまで生きていたくない―」。東北で被災された方はなぜ、そのように言ったのでしょうか。私たちは、「難民」という言葉にどのような意味合いを込めているのでしょうか。「かわいそう な難民」という捉え方が、「憐れみを受けて生をつなぎとめている存在」と読み換えられているがゆえに、冒頭の言葉に結び付いたのではないか、共生のためには、何気なく用いている言葉、枠組みを見つめる必要があるのではないでしょうか。」
*宗田勝也先生は本学で「ボランティア活動論」の授業を担当されています。人権やボランティアに関心ある人は、関連ブログもぜひご覧ください。
宗田先生関連の本学ブログ記事:
観光学科ブログ:国際ボランティア学会について
じんけんブログ 「遠くの人権」なら踏みにじられてもいいのだろうか?
・英米語学科3年 山内明日花さん
・英米語学科4年 森部邦昭さん
・本学非常勤講師 宗田勝也先生
が、お薦めの本の紹介を紹介してくださいました。
山内明日花さん(英米語学科3年)
お薦めの本
『世界でいちばん観られている旅』(NAS DAILY著)世界中を旅し、目にしたもの感じたことを1分間の動画に納めるNAS DAILY。 彼らの素晴らしい旅のストーリーをまとめた一冊。
『かならずお返事書くからね』 (ケイトリン・アリフィレンカ & マーティン・ギャンダ著)アメリカに住む少女ケイトリンとジンバブエの少年マーティンが交わした文通のやりとり。実話。お互いに出会った事で、2人の人生は大きく変わっていく。
本人コメント
「私はジンバブエの女性や子供を支援する団体、ZIENZELE を広める事を目標に、KUFS Zienzele Projectという活動をしています。今回のブックトークのテーマとジンバブエを交えつつ、当日はお話をさせていただきました。そして私が選んだ2つの本から、平和へのアイデアとして「許しあう事」「他の国に住む人々と交流し、楽しい!という気持ちを大切にすること」を提案しました。
特に「楽しい!」と言う気持ちは、外大生の皆さんは日頃感じているのではないでしょうか。私自身、ジンバブエの大学生とアプリを使って交流しているのですが、文化や暮らしは違えど、同じような学生トークや話題で盛り上がるその時間は、本当に楽しくてしょうがないのです。そのとっても純粋な気持ちは、どんなことでも乗り越えることができる、大きなパワーを持っていると考えます。そしてその力が、人種問題、国際紛争等の悲しい問題解決に動く、アクションへの一歩に繋がるはずです。また、私たちはスマートフォンやパソコンを自由に使い、どんなに遠くに住む友達だって作れてしまいます。行けない国は無いし、出会えない人もいません。良い可能性が溢れているのに、通り過ぎてしまって気づかないのはもったいないです。どうか皆さんが様々な言語や機能を用いて、色んな人に出会って生まれる笑顔や、優しい感情を大切にできますよう願っています。」
森部邦昭さん(英米語学科4年)
お薦めの本
『子どもたちの階級闘争:ブロークン・ブリテンの無料託児所から 』(ブレディみかこ著)
『未来をつくる言葉:わかりあえなさをつなぐために 』(ドミニク・チェン著)
本人コメント
「「見えないものを観る」ことの重要性を、2冊の本をもとにお話させていただきました。英国の底辺託児所で働く日本人著者がみてきた階級がもたらす人間模様、わかり合えない理由を翻訳で紐解いてきた日英仏トリリンガル著者の知見、どちらの内容もコミュニケーションの真髄に迫るものでした。自分自身の関心の幅を広げたり興味を深めたりする中で、まずは「見えないものを観ようとする」ことから始めたいと考えさせられました。」
宗田勝也先生(本学非常勤講師)
京都三条ラジオカフェ「難民ナウ!」代表、日本UNHCR-NGOs評議会メンバー
お薦めの本
『緒方貞子 ― 難民支援の現場から』(東野真著)
『誰もが難民になりうる時代に』(宗田勝也著)
*元UNHCR(元国連難民高等弁務官)緒方貞子さんご推薦
本人コメント
「「難民になってまで生きていたくない―」。東北で被災された方はなぜ、そのように言ったのでしょうか。私たちは、「難民」という言葉にどのような意味合いを込めているのでしょうか。「かわいそう な難民」という捉え方が、「憐れみを受けて生をつなぎとめている存在」と読み換えられているがゆえに、冒頭の言葉に結び付いたのではないか、共生のためには、何気なく用いている言葉、枠組みを見つめる必要があるのではないでしょうか。」
*宗田勝也先生は本学で「ボランティア活動論」の授業を担当されています。人権やボランティアに関心ある人は、関連ブログもぜひご覧ください。
宗田先生関連の本学ブログ記事:
観光学科ブログ:国際ボランティア学会について
じんけんブログ 「遠くの人権」なら踏みにじられてもいいのだろうか?
2022/10/10 09:00:00 ジンバブエのNPO「Zienzele」ウェブサイト翻訳 project
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こんにちは!アフリカ・ジンバブエのNPO「Zienzele」を応援する「Friends of Zienzele」(KUFSピカ☆イチProject採択グループ)よりお知らせです。
今年の春学期から英米語学科3年次生の8名(浅野空良・古賀涼花・左海祐典・杉山希夢・寒川紫月・前田ひなた・村上千尋・山内明日花)が、ラムスデン多夏子先生のご指導のもと協力して進めてきた「Zienzeleのウェブサイトの日本語翻訳」が完成しました!この活動を通して、みんなで一つ一つ話し合ったり、言葉の意味や文脈、背景、情報を丁寧に調べたりしながら、納得のいく翻訳文を作成する楽しさを感じました。
私たちが翻訳したウェブサイトは、2000年に発足したZienzeleというジンバブエの女性や子どもたちの自立を支援している団体のものです。完成した翻訳文は現在、Zienzeleのウェブサイトで見ることができます。英語と日本語の2か国語でZienzeleの魅力や「どのようなことをして、支援活動を行っているのか」など詳しく知ることができるので、ぜひこの機会に読んでみていただけると嬉しいです。
また、このウェブサイト翻訳活動をきっかけに「京都外大生にZienzeleやジンバブエについて広めたい!」という想いになり、活動の幅を広げるため、「Friends of Zienzele」を立ち上げました。そして、2022年度 ピカ☆イチProject に採択していただき、7月には1回目のイベントを行いました。8月には、アメリカと日本をZoomで繋ぎ、Zienzele創設者のNancy Clarkさんとウェブサイト製作者のMegan Clarkさんとのミーティングを行いました。そして現在は、ジンバブエの大学生数名とWhatsAppを使って、チャットで情報交換をしています。
今回、Friends of Zienzeleのイベントの第二弾として、10月17日(月)から20日(木)まで、Zienzele Weekを開催する予定です!私たちと一緒に、4日間、Zienzeleやジンバブエについて学び、ワクワクした時間を過ごしませんか?イベント期間中にはプチプレゼントを用意していたり、前回のイベントよりもさらにパワーアップしていますのでお楽しみに♪
10月のイベント情報や私たちの活動などに少しでも興味を持ってくださった方は、私たちのInstagram(@kufs_zienzele_project)のフォローとチェックをお願いします!!
アフリカ・ジンバブエのNPO「Zienzele」のウェブサイトは、こちらから。日本語ページは、メニューの日本語で書かれたページタイトルからアクセスしてください。
*寄付のページの翻訳は、グローバル・スタディーズ学科1年大塚萌愛・中島杏菜が担当しました。
今年の春学期から英米語学科3年次生の8名(浅野空良・古賀涼花・左海祐典・杉山希夢・寒川紫月・前田ひなた・村上千尋・山内明日花)が、ラムスデン多夏子先生のご指導のもと協力して進めてきた「Zienzeleのウェブサイトの日本語翻訳」が完成しました!この活動を通して、みんなで一つ一つ話し合ったり、言葉の意味や文脈、背景、情報を丁寧に調べたりしながら、納得のいく翻訳文を作成する楽しさを感じました。
私たちが翻訳したウェブサイトは、2000年に発足したZienzeleというジンバブエの女性や子どもたちの自立を支援している団体のものです。完成した翻訳文は現在、Zienzeleのウェブサイトで見ることができます。英語と日本語の2か国語でZienzeleの魅力や「どのようなことをして、支援活動を行っているのか」など詳しく知ることができるので、ぜひこの機会に読んでみていただけると嬉しいです。
また、このウェブサイト翻訳活動をきっかけに「京都外大生にZienzeleやジンバブエについて広めたい!」という想いになり、活動の幅を広げるため、「Friends of Zienzele」を立ち上げました。そして、2022年度 ピカ☆イチProject に採択していただき、7月には1回目のイベントを行いました。8月には、アメリカと日本をZoomで繋ぎ、Zienzele創設者のNancy Clarkさんとウェブサイト製作者のMegan Clarkさんとのミーティングを行いました。そして現在は、ジンバブエの大学生数名とWhatsAppを使って、チャットで情報交換をしています。
今回、Friends of Zienzeleのイベントの第二弾として、10月17日(月)から20日(木)まで、Zienzele Weekを開催する予定です!私たちと一緒に、4日間、Zienzeleやジンバブエについて学び、ワクワクした時間を過ごしませんか?イベント期間中にはプチプレゼントを用意していたり、前回のイベントよりもさらにパワーアップしていますのでお楽しみに♪
10月のイベント情報や私たちの活動などに少しでも興味を持ってくださった方は、私たちのInstagram(@kufs_zienzele_project)のフォローとチェックをお願いします!!
アフリカ・ジンバブエのNPO「Zienzele」のウェブサイトは、こちらから。日本語ページは、メニューの日本語で書かれたページタイトルからアクセスしてください。
*寄付のページの翻訳は、グローバル・スタディーズ学科1年大塚萌愛・中島杏菜が担当しました。
記事担当:英米語学科3年 寒川紫月