2022/05/22 10:40:00 2007年度卒業生 上野明菜さん(UNICEF ラオス事務所)
卒業生紹介
英米語学科
英米語学科ブログの「卒業生紹介」では、社会で活躍されている英米語学科の卒業生を紹介します。「卒業生紹介」第5号は、UNICEFラオス事務所で勤務されている上野明菜さんです。
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上野明菜さん(2007年度卒業生)は、大学卒業後、国内の英語教員、英国への大学院留学、数カ国での国際協力機関勤務を経て、現在は外務省JPO派遣制度にて、UNICEFラオス事務所の教育担当官として勤務されています。本学ではホームページのKUFS PEOPLEにも登場し、2020年には英米語学科主催の講演会で貴重なお話をしてくださいました。今回の「卒業生紹介」は、英米語学科3年の寒川紫月(そうがわしづき)さんが上野明菜さんにオンラインでインタビューし、記事を書いてくれました。
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―京都外国語大学ではどのような大学生活を送られていましたか。
大学内で、先生や他学科の人ともばったり会うことが多かったので、人脈を築きやすい環境にありました。授業では、Debateのクラスなど学年を超えて受講できる科目が印象に残っています。週末のバイトで貯めたお金で友達と一緒に何度か海外旅行に行きました。また、留学生との交流を多くするように心がけていたり、所属していた京都外大Habitatで募金活動などの活動をしたりしていました。このほか、在学中に二年間休学し、在外公館派遣員としてシンガポールで働きました。そこで、社会人としての常識が身についたと感じています。
―大学卒業後、上野さんが築いてこられたキャリアを教えてください。
卒業後は、4年間私立高校で英語教員として勤務しました。この時、教育に関しては日本の子ども達は恵まれすぎていると思いました。以前、シンガポールで働いている時、出張でパプアニューギニアを訪れました。現地でストリートチルドレンを目の前にし、教育は贅沢品だと感じました。そこで、教育から遠い子ども達の支援をしたいと思い、キャリアの方向転換を決めました。一年間の勉強の末、イギリスの大学院に留学し開発教育学を学びました。
大学院卒業後、大阪市教育委員会で働いた後、カンボジアの日本大使館で教育プロジェクトのコーディネーターをしました。その後、世界銀行カンボジア事務所でコンサルタントとして勤務しました。現在は、外務省のJPO(Junior Professional Officer)派遣制度に2度目の応募で合格し、UNICEFのラオス事務所で教育担当官として働いています。
―なぜイギリスの大学院に進学しようと思ったのですか。
経済的な理由もありますが、イギリスではMBAや医療のコース以外なら一年で修士号を取れるからです。そして、サセックス大学には開発学で有名なIDS(Institute of Development Studies)という研究機関があったり、色々な人が講義に来たりするので選びました。
―国際協力や教育の分野で様々な経験やお仕事をされていますが、それぞれのお仕事に惹かれた理由を教えてください。
日本で育っていると、自分から探そうとしない限り、貧困の人を目にすることが少ないと思います。だからこそ、パプアニューギニアのストリートチルドレンを見た時は衝撃で、これが大きなきっかけになっています。「なぜ学校に通えないのか」という貧困のサイクルには多くの角度から問題点があります。例えば、教育だけ支援しても、その子が健康でなければ学校に通えません。実際に問題が起きている現場にいて、このような問題の繋がりを知ることにやりがいを感じます。また、多様な国籍の人々と働ける環境も魅力です。
★インタビュー全文はこちらをクリック
*参考サイト
KUFS People
2020年講演の動画
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上野明菜さん(2007年度卒業生)は、大学卒業後、国内の英語教員、英国への大学院留学、数カ国での国際協力機関勤務を経て、現在は外務省JPO派遣制度にて、UNICEFラオス事務所の教育担当官として勤務されています。本学ではホームページのKUFS PEOPLEにも登場し、2020年には英米語学科主催の講演会で貴重なお話をしてくださいました。今回の「卒業生紹介」は、英米語学科3年の寒川紫月(そうがわしづき)さんが上野明菜さんにオンラインでインタビューし、記事を書いてくれました。
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―京都外国語大学ではどのような大学生活を送られていましたか。
大学内で、先生や他学科の人ともばったり会うことが多かったので、人脈を築きやすい環境にありました。授業では、Debateのクラスなど学年を超えて受講できる科目が印象に残っています。週末のバイトで貯めたお金で友達と一緒に何度か海外旅行に行きました。また、留学生との交流を多くするように心がけていたり、所属していた京都外大Habitatで募金活動などの活動をしたりしていました。このほか、在学中に二年間休学し、在外公館派遣員としてシンガポールで働きました。そこで、社会人としての常識が身についたと感じています。
―大学卒業後、上野さんが築いてこられたキャリアを教えてください。
卒業後は、4年間私立高校で英語教員として勤務しました。この時、教育に関しては日本の子ども達は恵まれすぎていると思いました。以前、シンガポールで働いている時、出張でパプアニューギニアを訪れました。現地でストリートチルドレンを目の前にし、教育は贅沢品だと感じました。そこで、教育から遠い子ども達の支援をしたいと思い、キャリアの方向転換を決めました。一年間の勉強の末、イギリスの大学院に留学し開発教育学を学びました。
大学院卒業後、大阪市教育委員会で働いた後、カンボジアの日本大使館で教育プロジェクトのコーディネーターをしました。その後、世界銀行カンボジア事務所でコンサルタントとして勤務しました。現在は、外務省のJPO(Junior Professional Officer)派遣制度に2度目の応募で合格し、UNICEFのラオス事務所で教育担当官として働いています。
―なぜイギリスの大学院に進学しようと思ったのですか。
経済的な理由もありますが、イギリスではMBAや医療のコース以外なら一年で修士号を取れるからです。そして、サセックス大学には開発学で有名なIDS(Institute of Development Studies)という研究機関があったり、色々な人が講義に来たりするので選びました。
―国際協力や教育の分野で様々な経験やお仕事をされていますが、それぞれのお仕事に惹かれた理由を教えてください。
日本で育っていると、自分から探そうとしない限り、貧困の人を目にすることが少ないと思います。だからこそ、パプアニューギニアのストリートチルドレンを見た時は衝撃で、これが大きなきっかけになっています。「なぜ学校に通えないのか」という貧困のサイクルには多くの角度から問題点があります。例えば、教育だけ支援しても、その子が健康でなければ学校に通えません。実際に問題が起きている現場にいて、このような問題の繋がりを知ることにやりがいを感じます。また、多様な国籍の人々と働ける環境も魅力です。
★インタビュー全文はこちらをクリック
*参考サイト
KUFS People
2020年講演の動画
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伝統衣装の巻きスカート「シン」をはいて、シェンクアン県僻地の小学校にて
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出張 シェンクアン県の空港にて
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ラオスと京都をつないで、オンラインでインタビュー
2022/05/22 10:30:00 KUFS 世界環境デーイベントを開催(6月3日12:00-14:00 @4号館1階)
イベント
KUFS Eco Group
Hello, this is KUFS Eco Group. Thank you for reading this important information to help save our planet #onlyoneearth - World Environment Day (June 5th) is coming and we will hold an event on campus during lunchtime on Friday, June 3rd.
World Environment Day is globally set to appreciate nature and Mother Earth. This year’s theme is “Only One Earth”. There is no planet B or C after this earth we are living on, which means we should take care of this - only one earth.
Our life might be easily distracted from the environmental problems, yet taking action can be done now. Even if the current situation is the worst scenario in planetary history, before facing the possibility of irreversible climate damage in the future, people need to be educated, and students should be given opportunities to have “climate literacy” on educational platforms.
We will hold the KUFS World Environment Day event on campus on Friday, June 3rd, from 12:00 to 14:00 on the first floor of building 4. Please join us for a wide range of activities from art, dance, and presentations to fun activities. Do not miss the day, it’s on Friday, June 3rd! Feel free to join whether you know about environmental issues or not and let’s have fun. Thank you for reading, may nature be with you.
こんにちは、KUFS Eco Groupです。世界環境デー(6月5日)が近づいてきました。そのため私たちEco GroupはKUFS 世界環境デーイベントを開催いたします。
世界環境デーは、自然と母なる地球に感謝するための日として、世界的に知られています。今年のテーマは「かけがえのない地球」です。私たちが住んでいるこの地球は2つも3つもあるわけではありません私たちはたった1つしかない地球を思いやって生活をしていかなければなりません。
普段から一人ひとりが環境問題について考えて生きていくのは難しいです。しかしながら今からでも私たちは何か行動を起こすことができるのです。取り返しのつかない環境被害に直面する前に、気候変動などの環境問題について学ぶ機会をもっと増やして、知識を得ることが大切なのではないでしょうか。その一環として私たちはイベントを開催したいと思います。
6月3日(金)12:00〜14:00、4号館1階でKUFS世界環境デーイベントを開催します。学生たちによるプレゼンやクイズだけでなく、参加してくださる皆さんが私たちと共に楽しめる、そんなイベントを企画しました。6月3日の金曜日12時からです!少しでも興味を持ってくださった方はぜひ参加してみてください。皆さんの参加をお待ちしています!
英語文 井上 日本語翻訳 韓 英語添削 リンジー先生
World Environment Day is globally set to appreciate nature and Mother Earth. This year’s theme is “Only One Earth”. There is no planet B or C after this earth we are living on, which means we should take care of this - only one earth.
Our life might be easily distracted from the environmental problems, yet taking action can be done now. Even if the current situation is the worst scenario in planetary history, before facing the possibility of irreversible climate damage in the future, people need to be educated, and students should be given opportunities to have “climate literacy” on educational platforms.
We will hold the KUFS World Environment Day event on campus on Friday, June 3rd, from 12:00 to 14:00 on the first floor of building 4. Please join us for a wide range of activities from art, dance, and presentations to fun activities. Do not miss the day, it’s on Friday, June 3rd! Feel free to join whether you know about environmental issues or not and let’s have fun. Thank you for reading, may nature be with you.
こんにちは、KUFS Eco Groupです。世界環境デー(6月5日)が近づいてきました。そのため私たちEco GroupはKUFS 世界環境デーイベントを開催いたします。
世界環境デーは、自然と母なる地球に感謝するための日として、世界的に知られています。今年のテーマは「かけがえのない地球」です。私たちが住んでいるこの地球は2つも3つもあるわけではありません私たちはたった1つしかない地球を思いやって生活をしていかなければなりません。
普段から一人ひとりが環境問題について考えて生きていくのは難しいです。しかしながら今からでも私たちは何か行動を起こすことができるのです。取り返しのつかない環境被害に直面する前に、気候変動などの環境問題について学ぶ機会をもっと増やして、知識を得ることが大切なのではないでしょうか。その一環として私たちはイベントを開催したいと思います。
6月3日(金)12:00〜14:00、4号館1階でKUFS世界環境デーイベントを開催します。学生たちによるプレゼンやクイズだけでなく、参加してくださる皆さんが私たちと共に楽しめる、そんなイベントを企画しました。6月3日の金曜日12時からです!少しでも興味を持ってくださった方はぜひ参加してみてください。皆さんの参加をお待ちしています!
英語文 井上 日本語翻訳 韓 英語添削 リンジー先生
2022/04/15 12:00:00 4/12・13 新入生修学前オリエンテーション
お知らせ
英米語学科
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます!
今年の英米語学科は1年生338人を迎え、4月12日と13日に分けて、修学前オリエンテーションが行われました。3年前のコロナ前は1日約200人が大教室1つに集まって、という形式でしたが、今年は三密を避けるため、4つの教室に分かれ、スタジオと教室をつなぐライブ配信形式で実施されました
まずは、吉田真美学科長のお話からスタート。3つのアドバイスについて話されました。
この後、新しく新入生用に作成した学科のウェブサイトに沿って、大学の説明が行われました。その中で、別の場所と結ぶ2つの中継がありました。一つは、NINJAの学生スタッフ「NINJA Cast」による説明。もう一つは、米テキサス州・サンアントニオに留学中の4年生が登場し、いかにも「アメリカらしい」留学生活について、写真を見せながら話してくれました。
もう一つの目玉は、英米語学科1年生全員を対象とした「新入生アンケート」。北海道から沖縄まで全国から集まる大学ならではの特徴や、半数以上が海外渡航経験がある、国際社会で活躍する目標を持っている、など外大生らしい様子が伺えました。
1. 出身の都道府県
大阪(25% 78人)、京都(13% 42人)、
兵庫(10% 32人)、滋賀(9% 28人)、
奈良(5% 16人)
5%以下は、
10人:和歌山、9人:福井・岡山、
8人:愛知・香川、7人:三重、5人:広島、
4人:石川・静岡・山口・高知・福岡、
3人:群馬・長野・岐阜・愛媛・長崎、
2人:茨城・栃木・埼玉・千葉・神奈川・島根・徳島・宮崎・沖縄、
1人:北海道・東京・新潟・富山・鳥取・熊本・大分・鹿児島・海外、
0人:青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・山梨・佐賀
2. 海外渡航経験
ない:45%、アメリカ:26% 、韓国:14%、
オーストラリア・ニュージーランド:12%
この他、意外なところでは、中東5人、アフリカ2人、南米6人
3. よく聞く音楽
J-POP:42%、洋楽(英語の音楽):26%、
K-POP:20%、聞かない:8人
この他、ジャズ、hip-hop、ボカロ、アニソンなど
4. 趣味
音楽(聞く方):27%、映画:15%、
音楽(歌う・演奏する方):9%、
スポーツ(する方):14%、ゲーム(10%)
その他、ダンス、アート(絵画・彫刻などの製作)、お寺めぐり、筋トレ、プラモデルなど
5. 1年次で履修する第二外国語
中国語:30%、韓国語:30%、スペイン語:20%、フランス語:15%、ドイツ語:5%など
*1日目に中国語を入れ忘れていたため、2日目のデータをもとにした推定の数字です
6. 卒業後の目標
一般企業(英語を使う仕事):27%、
一般企業(英語を使わない仕事):12%、
教員:12%、
10%以下では
CA:30人、グランドスタッフ:28人、
ホテル:24人、公務員:17人、
起業:11人、大学院に進学:5人
この他、女優、ジム経営、ファッションスタイリスト、サッカー選手、通訳士、翻訳家、
パイロット、航空管制官、アメリカで人権団体に就職など
7. 大学4年間で勉強以外にしようと思っていること(複数回答)
TOEIC 900点以上取得:39%、
英検1級取得:23%
サークル活動:39%、アルバイト:56%、
ボランティア;25% 、海外旅行:41%、
短期留学:34%、長期留学:35%、
自動車免許取得:33%、教員免許取得:21%
この他、起業、インスタでモデル活動、二級建築士免許取得など
今年の英米語学科は1年生338人を迎え、4月12日と13日に分けて、修学前オリエンテーションが行われました。3年前のコロナ前は1日約200人が大教室1つに集まって、という形式でしたが、今年は三密を避けるため、4つの教室に分かれ、スタジオと教室をつなぐライブ配信形式で実施されました
まずは、吉田真美学科長のお話からスタート。3つのアドバイスについて話されました。
- 「失敗をしてください。」試行錯誤から学ぶチャンスです。
- 「 自分の中に羅針盤(方位磁石)を持ってください。」自分が進むべき方向を導いてくれる自分の羅針盤(価値観や考え方)を身につけてください。
- 「人とつながってください。協働してください。」語学力や多文化への適応力を武器に、様々な価値観やバックグラウンドを持つ人々とつながってください。
この後、新しく新入生用に作成した学科のウェブサイトに沿って、大学の説明が行われました。その中で、別の場所と結ぶ2つの中継がありました。一つは、NINJAの学生スタッフ「NINJA Cast」による説明。もう一つは、米テキサス州・サンアントニオに留学中の4年生が登場し、いかにも「アメリカらしい」留学生活について、写真を見せながら話してくれました。
もう一つの目玉は、英米語学科1年生全員を対象とした「新入生アンケート」。北海道から沖縄まで全国から集まる大学ならではの特徴や、半数以上が海外渡航経験がある、国際社会で活躍する目標を持っている、など外大生らしい様子が伺えました。
1. 出身の都道府県
大阪(25% 78人)、京都(13% 42人)、
兵庫(10% 32人)、滋賀(9% 28人)、
奈良(5% 16人)
5%以下は、
10人:和歌山、9人:福井・岡山、
8人:愛知・香川、7人:三重、5人:広島、
4人:石川・静岡・山口・高知・福岡、
3人:群馬・長野・岐阜・愛媛・長崎、
2人:茨城・栃木・埼玉・千葉・神奈川・島根・徳島・宮崎・沖縄、
1人:北海道・東京・新潟・富山・鳥取・熊本・大分・鹿児島・海外、
0人:青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・山梨・佐賀
2. 海外渡航経験
ない:45%、アメリカ:26% 、韓国:14%、
オーストラリア・ニュージーランド:12%
この他、意外なところでは、中東5人、アフリカ2人、南米6人
3. よく聞く音楽
J-POP:42%、洋楽(英語の音楽):26%、
K-POP:20%、聞かない:8人
この他、ジャズ、hip-hop、ボカロ、アニソンなど
4. 趣味
音楽(聞く方):27%、映画:15%、
音楽(歌う・演奏する方):9%、
スポーツ(する方):14%、ゲーム(10%)
その他、ダンス、アート(絵画・彫刻などの製作)、お寺めぐり、筋トレ、プラモデルなど
5. 1年次で履修する第二外国語
中国語:30%、韓国語:30%、スペイン語:20%、フランス語:15%、ドイツ語:5%など
*1日目に中国語を入れ忘れていたため、2日目のデータをもとにした推定の数字です
6. 卒業後の目標
一般企業(英語を使う仕事):27%、
一般企業(英語を使わない仕事):12%、
教員:12%、
10%以下では
CA:30人、グランドスタッフ:28人、
ホテル:24人、公務員:17人、
起業:11人、大学院に進学:5人
この他、女優、ジム経営、ファッションスタイリスト、サッカー選手、通訳士、翻訳家、
パイロット、航空管制官、アメリカで人権団体に就職など
7. 大学4年間で勉強以外にしようと思っていること(複数回答)
TOEIC 900点以上取得:39%、
英検1級取得:23%
サークル活動:39%、アルバイト:56%、
ボランティア;25% 、海外旅行:41%、
短期留学:34%、長期留学:35%、
自動車免許取得:33%、教員免許取得:21%
この他、起業、インスタでモデル活動、二級建築士免許取得など
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オリエンテーションで説明に聞き入る新入生
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NINJAから中継
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PSCが新入生の歓迎のため、学科掲示板の飾り付けをしてくれました!
2022/03/31 10:00:00 3/8 「右京区まちづくり区民会議」Ukyo Voicesプロジェクト
学生ニュース
英米語学科
英米語学科ブログの「学生ニュース」では、英語学習や国際理解などの分野で活躍する英米語学科の学生たちを紹介しています。今回第11号は、今年度に行われた「Ukyo Voices」プロジェクトからの報告です。
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昨年4月より活動を始めた右京区とKUFSの協働プロジェクト「UKYO VOICES」。10月1日には、その成果をまとめたウェブサイトを公開し、右京区の新聞や広報誌でも紹介されました。
先日、3月8日に、本学の代表として、英米語学科4年楳田愛依さん、グローバル観光学科2年江良みゆきさん、コミュニティ・エンゲージメント・センターの長江雅之さん、英米語学科ラムスデン多夏子先生が、「右京区まちづくり区民会議」に参加し、このプロジェクトについて、オンラインでプレゼンを行いました。
本プロジェクトは、学生が右京区住民や団体の方々にインタビューをして書いた記事(日本語と英語)を、一つのウェブサイトにまとめたものです。プロジェクト後、楳田愛依さんはJapan Cat Networkのボランティアを、江良みゆきさんは京北町の北山林業の個人研究を行っており、今でも地域の方々との交流を続けています。
「右京区まちづくり区民会議」は、右京区で様々な活動に取り組む団体、大学、企業などが交流を深めるために行われる右京区主催の行事で、毎年2回行われています。今回は、29団体から95名が参加し、コロナ禍のためオンラインで実施されました。当日は、「Ukyo Voices」プロジェクトの発表の後、本学のOBの方から、「外大らしい多言語の活動の報告を知り、大変嬉しい。今後も多くの人々と関わり、いろいろな言語で広報してほしい」とコメントをいただきました。
今回の発表の動画はこちらのリンクから視聴可能です。学生の手で作った「Ukyo Voices」のウェブサイト(日英)もぜひご覧ください。
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昨年4月より活動を始めた右京区とKUFSの協働プロジェクト「UKYO VOICES」。10月1日には、その成果をまとめたウェブサイトを公開し、右京区の新聞や広報誌でも紹介されました。
先日、3月8日に、本学の代表として、英米語学科4年楳田愛依さん、グローバル観光学科2年江良みゆきさん、コミュニティ・エンゲージメント・センターの長江雅之さん、英米語学科ラムスデン多夏子先生が、「右京区まちづくり区民会議」に参加し、このプロジェクトについて、オンラインでプレゼンを行いました。
本プロジェクトは、学生が右京区住民や団体の方々にインタビューをして書いた記事(日本語と英語)を、一つのウェブサイトにまとめたものです。プロジェクト後、楳田愛依さんはJapan Cat Networkのボランティアを、江良みゆきさんは京北町の北山林業の個人研究を行っており、今でも地域の方々との交流を続けています。
「右京区まちづくり区民会議」は、右京区で様々な活動に取り組む団体、大学、企業などが交流を深めるために行われる右京区主催の行事で、毎年2回行われています。今回は、29団体から95名が参加し、コロナ禍のためオンラインで実施されました。当日は、「Ukyo Voices」プロジェクトの発表の後、本学のOBの方から、「外大らしい多言語の活動の報告を知り、大変嬉しい。今後も多くの人々と関わり、いろいろな言語で広報してほしい」とコメントをいただきました。
今回の発表の動画はこちらのリンクから視聴可能です。学生の手で作った「Ukyo Voices」のウェブサイト(日英)もぜひご覧ください。
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「Ukyo Voices」プロジェクト 発表の様子
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右京区長からのお言葉
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プログラム(一部)
2022/02/23 12:10:00 Marvel版 ULTRAMAN「光の巨人」研究ー序論ー
教員ニュース
英米語学科
英米語学科ブログの「教員ニュース」では、教員に関するまたは教員発信の情報を紹介します。「教員ニュース」第4号は、言語学研究者の藤本幸治先生から最近の研究についての投稿です。
藤本幸治先生(英米語学科 教授)
言語研究の傍ら、「言語と文化は表裏一体」をコンセプトに、スーパーヒーローを媒体とした異文化研究の新たなアプローチに挑戦中。本学科ブログでは過去に、MLBの大谷翔平選手をヒーロー研究の視点から捉えたインタビュー記事を紹介しています。
Marvel版 ULTRAMAN「光の巨人」研究ー序論ー
1966年、M78星雲からの使者が地球に降り立ちました。テレビでの最高視聴率42.8%を記録し、日本を代表する特撮エンターテインメント作品としての地位を確立した「光の巨人」を研究することが最近の私の関心と興味の中心です。ウルトラマンと名付けられたこの宇宙人の55年の歴史は、まさに紆余曲折を経た物語です。日本では支持されてきたウルトラマンですが、海外ではなかなか認知されず、興味を持ってもらうことができませんでした。海外でのロケや製作にも取り組んできました。しかし、どれも成功したとは言い難いのです。
そして今、ウルトラマン生誕55周年となった2021年に新たな挑戦が始まりました。アメリカにおいて、この日本のスーパーヒーローが、今やグラフィックノベルとして認知されているアメコミ市場で新たな挑戦と活躍を始めたのです。新天地での彼の新たな冒険には、どのような面白さが隠されているのでしょうか。ヒーローが活躍する場所では、その場所に暮らす人々の思想やその社会や国の事情が織り込まれているのが常です。アメコミ版ウルトラマンにそれが読み取れます。彼の新たな活躍とその背景を解き明かすことで、日米の異文化コミュニケーション研究に貢献できるのではないかと考えています。
[藤本先生:過去のヒーロー研究例]
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藤本幸治先生(英米語学科 教授)
言語研究の傍ら、「言語と文化は表裏一体」をコンセプトに、スーパーヒーローを媒体とした異文化研究の新たなアプローチに挑戦中。本学科ブログでは過去に、MLBの大谷翔平選手をヒーロー研究の視点から捉えたインタビュー記事を紹介しています。
Marvel版 ULTRAMAN「光の巨人」研究ー序論ー
1966年、M78星雲からの使者が地球に降り立ちました。テレビでの最高視聴率42.8%を記録し、日本を代表する特撮エンターテインメント作品としての地位を確立した「光の巨人」を研究することが最近の私の関心と興味の中心です。ウルトラマンと名付けられたこの宇宙人の55年の歴史は、まさに紆余曲折を経た物語です。日本では支持されてきたウルトラマンですが、海外ではなかなか認知されず、興味を持ってもらうことができませんでした。海外でのロケや製作にも取り組んできました。しかし、どれも成功したとは言い難いのです。
そして今、ウルトラマン生誕55周年となった2021年に新たな挑戦が始まりました。アメリカにおいて、この日本のスーパーヒーローが、今やグラフィックノベルとして認知されているアメコミ市場で新たな挑戦と活躍を始めたのです。新天地での彼の新たな冒険には、どのような面白さが隠されているのでしょうか。ヒーローが活躍する場所では、その場所に暮らす人々の思想やその社会や国の事情が織り込まれているのが常です。アメコミ版ウルトラマンにそれが読み取れます。彼の新たな活躍とその背景を解き明かすことで、日米の異文化コミュニケーション研究に貢献できるのではないかと考えています。
[藤本先生:過去のヒーロー研究例]
- 論文:「ピーターパーカーは何故ニューヨークに住んでいるのか?-日米間における文化心理学的考察に基づくスパイダーマン研究序論ー」『Studies in English Language and Literature』(2015)
- 論文:「ブルース・ウェインの贖罪と自己救済ーNorlan は闇の騎士に光を与えることができたのかー」『COSMICA』(2013)
- 論文:「アメリカン・コミックヒーローに垣間見る自己投射原理-人々は何故スーパー・ヒーローを必要とするのか-」『COSMICA』(2008)
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Marvelコミックス版ウルトラマン