菅英輝、初瀬龍平編著
『アメリカの核ガバナンス』
晃洋書房(2017年11月)
(ISBN:
978-4771029248)。
目次

 はしがき (菅英輝)

 序 論    原爆・核抑止・核ガバナンス (初瀬 龍平)
 はじめに
 1 各章の論点
 2 核兵器の特性
 3 核戦略の特性
 4 核抑止の特性
 5 アメリカの核ガバナンス
 おわりに

 
第I部    アメリカと核ガバナンス

 第1章    ニクソン政権によるアジア防衛戦略の検討、1969-1972年
       −中国の核戦力増強とアメリカの「核の傘」の実相 (森 聡)
 はじめに
 1 想定される有事に関する検討
 2 中国の核戦力とアメリカ
 3 戦略核兵器の無力化能力の有効性に関する検討
 4 戦術核兵器の「代替性」に関する論争
 5 通常戦力に関する検討
 おわりに

 第2章    アメリカの原子炉輸出政策と日本の選択
       −アメリカ製技術への「信頼」の形成 (土屋 由香)
 はじめに
 1 海外市場への注目と「プライベート・エンタープライズ」の理念
 2 自由世界の防衛とソフト・パワーとしての原子力
 3 アメリカ発の情報と日本におけるアイデア共有
 おわりに

 第3章    北朝鮮の核破壊を企てる、1950-2016年 (ブルース・カミングス)
 はじめに
 1 マッカーサーの狂気?
 2 核による威嚇
 3 朝鮮半島の核武装化
 4 「戦争の瀬戸際で」
 おわりに―2015年、叩く音は鳴り止まず

 
第II部    アメリカの核カバナンスと日・中・韓・北朝鮮の対応

 第4章    日米安保・核をめぐる日本の国内政治と「核の傘」依存政策の形成、
       1964-1968年 (黒崎 輝)
 はじめに
 1 中国の核実験と日米首脳会談(1965年1月)
 2 「核の傘」論争と消極的核抑止力依存政策の形成
 3 中国の核兵器開発の進展と「核の傘」
 4 日米首脳会談(1967年11月)と佐藤の「自主防衛」論
 5 核四政策の表明と「核の傘」論議
 おわりに

 第5章    中国の核兵器開発の道程と日米の反応、1954-1969年 (崔 丕)
 はじめに
 1 中国の核兵器開発の軌跡
 2 中国の核兵器開発に対する日米の認識およびその特徴
 3 中国の核兵器開発を封じ込める対策構想およびその変容
 4 日米の宇宙空間技術領域における戦略的協力
 おわりに

 第6章    朴正熙政権の「自主国防」と核開発、および「日韓経済協力」 (鄭 敬娥)
 はじめに
 1 朴正煕政権における経済開発計画の推進と「日韓経済協力」
 2 安保危機と「自主国防」論の登場
 3 アメリカの東アジア政策の変容と「日韓経済協力」
 4 「自主国防」の具体的推進と核開発
 おわりに

 第7章    ゴルバチョフ外交と北東アジア冷戦構造の変容
       −ソ連・韓国・北朝鮮・日本の四カ国関係からみる北朝鮮核開発の淵源 (金 成浩)
 はじめに
 1 ゴルバチョフ外交の黎明期(1985-1987年)
 2 ゴルバチョフ外交の活動期(1988-1991年)
 おわりに―北東アジア冷戦構造の変容について考える

 
第III部    アメリカの核カバナンスと西ドイツの対応

 第8章    核不拡散と同盟国の安全保障
       −NPTをめぐるジョンソン政権の対独政策、1965−1968年 (青野 利彦)
 はじめに
 1 核共有制度・ヨーロッパ核戦力・核不拡散
 2 米ソ基本合意とNATO核問題
 3 アメリカの新提案と西ドイツの反応
 4 米独交渉の経過
 5 米ソ共同草案提出後の米独関係
 おわりに

 第9章    大連立政権のNPT政策と「欧州オプション」、1966-1969年 (妹尾 哲志)
 はじめに
 1 戦後西ドイツの核政策と「欧州オプション」
 2 大連立政権の成立と各政党のNPTへの態度
 3 米ソ交渉の進展とNPT成立への道
 4 米英ソのNPT調印から連邦議会選挙へ
 おわりに―ブラント政権によるNPT調印

 第10章    核共有、同盟関係と西ドイツの国内政治 (倉科 一希)

 はじめに
 1 米欧関係の変容と西ドイツ
 2 MLFをめぐる同盟内・西ドイツ国内政治
 3 MLFと核不拡散条約交渉
 4 NATOの変容と西ドイツ
 5 エアハルト政権の崩壊
 おわりに


あとがき
事項索引
人名索引