ページの先頭です。ページの本文へメインメニューへサイト内検索へ

あらゆる障壁を乗り越えるグローバル市民の養成と建学の精神の具現化に向けて。

京都外国語大学・京都外国語短期大学 学長
松田 武 MATSUDA Takeshi

IT革命を主な動因として社会の構造が大きく変化していますが、グローバル化はその現れのひとつであります。グローバル人材の育成が急務になっている日本は、グローバル化に伴う多民族社会への備えが十分ではありません。国家や民族などあらゆる障壁を乗り越えて、対等なグローバル市民という立場から普遍的な価値を見出し、世界の諸問題を解決する人材の養成、つまりは、「グローバル・シティズンシップ教育」が大学には求められています。まさに、「言語を通して世界の平和を」という本学の建学の精神が具現化されるべき時であると考えます。

時代の要請に応えるべく、私たちは教育の主柱として、「コミュニティーエンゲージメント」を据えます。これは、国内外の多様な地域社会・社会的活動への参加を通して、政治的・文化的境界を越えた人間のグローバルな結びつきのあり方を学ぶ実践的教育です。学生はコミュニティーのメンバーと協働しながら、社会参加のスキルや自律性を高めると同時に、グローバル市民であることの意味を理解していきます。外国語を駆使して異民族と生活を共にする体験は、学び、視野を広げ、「思考を深める道」を見出すことにつながるでしょう。

コミュニティーエンゲージメントの推進にあたっては、2018年度に設置予定の国際貢献学部が先陣を切ることになります。将来的には、大学全体でこの先進的なプログラムに取り組んでいきます。そのため、教職員一人ひとりが、変化に立ち向かう心構えを持つことが求められます。従来の知識伝達型の教育から、能動的に学修するアクティブ・ラーニングへと大学教育の形態が変わる中で、学生が教師に求めているのは単なる情報や知識ではありません。長年培ってきた経験知と洞察力を活かしながら、情報を識別する眼識や、知識と知恵を区別する慧眼を授ける社会的責任があるのです。学園創立70周年を迎え、積み重ねてきた歴史の真価が問われている現在。私たちは失敗を恐れることなく、困難な課題を進んで引き受け、新たな試みに果敢に挑戦します。

在学生、卒業生並びに教職員の皆様へ
―本学の社会的使命を全うするための提言―(PDF:1.7MB)

関連ページ

学長トピック

松田武学長インタビュー

Page top