三 木 一 郎 (Ichiro Miki)

 

職 名      教 授

専 門      スペイン語学 (統語論、形態論)

出講日      月・木・金

研究室      12号館 329号室

略 歴      大阪府出身

         京都外国語大学外国語学部イスパニア語学科卒業

         京都外国語大学大学院イスパニア語学専攻修士課程修了

         ナバラ大学大学院イスパニア語学専攻博士課程単位取得

教 育

 

文法を中心とした語学関係の科目を担当。スペイン語は7つの海を支配した帝国が世界に広めた言葉です。その言葉を使って単なる挨拶だけでなく、自分の主張をしっかり表現するには、まず基礎となる文法を体系的に学ぶことから始まります。これは遠回りのようで一番近道なはずです。2回生以降は、スペイン語の構造や仕組みを形態、統語、意味といった全く別の観点からのアプローチを試みます。暗記中心の勉強から離れ、頭を柔軟にして、スペイン語の構造や機能の奥深さを理解する楽しみを味わえるように指導します。

 

主な担当教科

 

スペイン語文法、スペイン語学入門、語学プロゼミ、語学ゼミほか

 

研究活動

 

 主にスペイン語文法を中心とした語学関係の研究が専門です。スペイン語文法には様々な用法がありますが、スペイン語で語られ、作られた文、節、語句が他の話し手や読み手と共有している文法の規則に照らしてみて、正しく形づくられているかどうかという文法性を探求し、それを実在する用例をもとに判断することに主として取り組んでいます。スペイン留学時代からずっと現代スペイン語における「連結等位接続」を研究テーマに選び、これを伴うさまざまな構文を、統語、形態、意味の観点からの分析を試み、その中でも特に連結等位接続における語句の「省略」の用法の研究に力をいれています。

 

 また、最近は、主語とその属性を表わす補語とを連結する繋辞動詞で、その用法の区別が難解とされている ser estar の研究や、中南米諸国で使われるスペイン語の用法と特徴について、本国のスペイン語との比較考察する研究にも従事しております。

 

 一方、スペイン語文法を体系的に効率よく初習者に理解させる教授法にも関心があり、その一環として文法教科書の作成も手がけています。

 

主な研究業績

 

論 文 

 

「スペイン語におけるse用いた受動表現」ロマンス語研究 第20号 日本ロマンス語学会 1987年

 

" Las condiciones sintacticas de la coordinacion copulativa en espanol"

京都外大研究論叢 第36号 1991年

 

" Una consideracion sobre el balance provisional de la coordinacion copulativa"

京都外大研究論叢 第37号 1991年

 

「連結の等位接続における語句の省略について」 イスパニカ 第35号

 日本イスパニア学会 1991年

 

「スペイン語名詞句における形容詞の等位接続」 ロマンス語研究 第25号

 日本ロマンス語学会 1992年

 

"Una consideracion sobre los coordinadores positivos erroneamente clasificados"

REHK 創刊号 イスパニア語学科修士会 1993年

 

「スペイン語属詞付与文の機能別分類に関する考察」 京都外大研究論叢 第41号

 

"Una consideracion sobre las condiciones semanticas de la coordinacion copulativa en

espanol" 京都外大研究論叢 第42号

 

"Una consideracion sobre la coordinacion copulativa del tipo NUC & MOD"イスパニア語学科創設30周年記念論文集 1995年

 

"Una consideracion sobre la elision y la permutacion en la coordinacion" REHK 第3号

 

"Las condiciones formales de la coordinacion en espanol" 京都外大研究論叢 第44号

「スペイン語における変則的等位接続に関する一考察」京都外大研究論叢 第45号

 

"Los miembros coordinados y coordinadores copulativos del espanol 京都外大研究論叢 第46号

 

「スペイン語の否定範疇と連結等位について」(上)京都外大研究論叢 第47号

 1996年 

 

「スペイン語の否定範疇と連結等位について」(下)京都外大研究論叢 第49号

 1997年

 

"Negni.. y el esquema negativo del espanol" 京都外大研究論叢 第50号 1998年

 

"Condiciones pragmaticas de la coordinacion copulativa"  京都外大研究論叢

 第51号 1998年

 

「スペイン語の Oracion の機能別分類に関する考察」(上) 京都外大研究論叢

 第52号 1999年

 

「スペイン語の Oracion の機能別分類に関する考察」(下) 京都外大研究論叢

 第53号 1999年

 

「スペイン語の「省略」の要因と構造に関する一考察」−セルバンテスの語彙との比較をまじえて− 京都外大研究論叢 第54号 2000年

 

「文法理論における「省略」の概念とその推移について」 イスパニア語学科創設35周年記念論文集 2000年

 

"Una consideracion sobre la conexion y coordinacion" 京都外大研究論叢 第55号 

2000年

 

"Condiciones gramaticales de la coordinacion copulativa de los pronombres, articulos,

 y adjetivos determinativos" REHK 第8号 イスパニア語学科修士会 2000年

 

 

「形容詞と結びつく ser と estar の使用基準に関する考察」

京都外大研究論叢 第58号

 

Ser Estar を両用する形容詞」- 複数の語彙的意味を持つ場合を中心として -

 

"La elipsis del verbo SER en la teoria gramtical"  京都外国語大学イスパニア語学科

修士会『REHK』第10号 2002年

 

"Algunos aspectos del reemplazo de SER y Estar en expresiones de edad"

京都外国語大学 『研究論叢』 第60号 2003年

 

 

「スペイン語における『省略』の用法の体系について」 ロマンス語研究 第37号

 日本ロマンス語学会 2004年

 

教科書

 

「スペイン語 T」 坂東省次・岡本信照共著  FM出版 1993年   

 

「スペイン語 U」 坂東省次・岡本信照共著  FM出版 1993年

 

「スペイン文法を学ぶ」 坂東省次・岡本信照共著 関西大学出版部 1995年                                 

 

「スペイン文法を考える」 坂東省次・岡本信照共著 関西大学出版部 1995年

 

「スペイン語は、今」 近藤豊・片倉充造・坂東省次共著 同学社 2002年

 

翻 訳

 

エミリオカリーリャ著 "ペルシーレスの言語" 仲井邦佳共訳 世界思想社

 1997年3月発行 「セルバンテスの世界」に掲載

 

著書(共著)

 

「スペイン語世界のことばと文化」 坂東省次、ビクトル・ガルシア・ルイス他共著

 行路社 2003年11月