本学主催の第16回全日本学生ポルトガル語弁論大会で3位 に入賞し、4位入賞の吉田純子さん(天理大学国際文化学部ブラジル学科)とともに、副賞の奨学金を得てマカオ大学に1年間留学し、2000年8月5日に無事帰国した津田暁子さん(大阪外国語大学地域文化学科ポルトガル語科)から留学体験記が寄せられました。


多彩な環境のマカオ

  私は1999年9月から2000年8月にかけてマカオに留学しました。前期は教員養成用のクラスに入ってポルトガル語のみを学びましたが、後期にはマカオの行政関係の研修用クラスをはじめ、いろいろな先生の様々な方面 の授業を受けることができました。内容は社会問題、歴史、文学などの討論やテキストの講読などで、受講生のレベルも高く、全部ポルトガル語で行われるので、とても勉強になりました。

坂の下方からマカオ大学を写 した写真です。左手は海を挟んでマカオ本島、右手はタイパ島の市街です。

 

留学中よく訪れた高士徳(ゴーシッター)という市場です。果 物、野菜、肉、魚、衣服など様々な品が売られ、地元の利用も多いマカオの特徴的な場所です。

 マカオは小さな街ですが、よく観察すると市街地には特色ある市場や店があります。島には緑も多く、東南アジアやアフリカ、ヨ−ロッパの人も見かけられ、非常に多彩 な興味深いところです。現地の人たちもなじみ易く、とても暖かく接していただきました。街では広東語を使うことが多かったのですが、日が経つにつれアフリカやインドのゴアなどから来ている留学生や、東チモ−ル出身の人とも友だちになり、ポルトガル語で会話をする機会もしばしば持てました。

 

1999年12月10日に行われた、マカオの中国返還を祝うパレードです。写 真は中国各民族の衣装を着た子供達です。人民解放軍のパレードもありました。 ポルトガル人は、マカオ返還の12月19日、20日とあまり見かけませんでした。後で聞いたところでは、みんな家で複雑な気持ちで閉じこもっていたそうです 。

 

  アジアのマカオ、ということや、中国に返還される、ということでポルトガルに行ったときとの環境の違いを私は心配していました。しかし、結果 的には返還の様子も現場で見ることができ、ポルトガル人と触れあう機会もあり、マカオでの留学は本当に良かったと思っています。

  授業以外ではいろいろな活動に参加し、大陸や香港へ足を伸ばしたりしました。その中で日本では決して学べない様々なものを学べたと思います。私の留学を支えてくださったみなさんに心から感謝しています。これから留学されるみなさんもアクティブに、社交的になって、有意義な留学をしてください。

津田 暁子 


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