

学科の希望で大学に収蔵される視聴覚資料は、ポルトガルやブラジルの映画、文学作品の朗読テープ、音楽CD, CD-ROMなどさまざまです。こうしためずらしいメディアは視聴覚センターなどで自由に鑑賞できます。しかし、それだけでは十分な活用ははかれません。そこで学科がイニシアティブをとり、とりあえず映画については一般市民にも公開するかたちで紹介しようと、数年前より努力しています。1996年は講演会とビデオシアターを行いました。
講演会
- 協定大学のコインブラ大学より映画研究で著名なアビリオ・カルドーゾ先生を招き、「ポルトガル映画の100年、そのアイデンティティーを求めて」と題し英語で講演していただきました。ポルトガル映画史に残る数々の傑作を鑑賞しながら解説していく講演は、たいへんわかりやすく印象的でした。ほとんどの日本人にとって未知のポルトガル映画を体系的に紹介していただき、今後の活動に大きな刺激となったすばらしい講演会でした。
ビデオシアター
- ポルトガルの幻のTV映画「一医師の人生記録」(1979-1980)は全巻視聴覚センターにそろっています。これは'93年のポルトガル・シネマ・ウイークの際、在日ポルトガル大使館より寄贈されました。いつかこの興味深い作品を紹介したいと考えていましたが、昨年より取り組んでいた第6話「北から来た男」の日本語字幕が完成したので披露しました。
ポルトガル、ネオレアリズム文芸の巨匠、フェルナンド・ナモーラ原作のこの映画は同国の南北問題を扱ったやや重い作品ですが、解説や字幕のおかげでわかりやすいと好評でした。(s.i)
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